みなさま、お久しぶりです。もう4月です、1ヶ月は早いですね。


前回、前々回の記事で「リンク」についてお話ししましたが、今回も「リンク」関連についてお話しさせて頂きます。3記事連続「リンク中心の記事」となりますが、なぜかというと、「Googleにおけるリンクの重要性」が急激に高まっていると感じているからです。


4月1日現在もGoogleは微動しており、結構不安定な状態ですが、自分なりの見解と、実験結果に基づいて記事を書いて行きたいと思います。


では、スタート!


効果のあるリンクの貼り方


1.生きてるサイトからのリンク


2.リンクにはアクションが必要?



今のGoogleは「コンテンツ重視」と色々なブログやツイッターなどで言われていますが、これはサテライトサイト(発リンク側)もメインサイト(リンク受け側)両方に当てはまる事で、よく「コンテンツ重視」と聞いてメインサイト(リンク受け側)のみに力を注ぐ方が多いようですが、これは間違いです。


いくらメインサイトに「コンテンツ重視」でページを増やしたり、更新をしても、サテライトサイトのクオリティーが低ければ順位は上がりにくいのです。メインサイトが充実しているのは当たり前という前提で対策を考えないといけません。


ご注意頂きたいのは、「ホワイトハット」で対策をされる方には意味の無い記事となります。「ホワイトハット」で対策されている方は、メインサイトに100%力を注いでユーザーに有益な情報・コンテンツを提供するというやり方でいいと思います。しかし、業者やSEO対策担当者のように「不特定多数のサイト」に対策をする立場では、対策のやり方が変ってきます。この記事は業者、SEO対策担当者の視点からの内容となります。



1.生きてるサイトからのリンク


サテライトサイトを多く持ち、不特定多数のサイトに対策をしている業者の多くは、結構「ほったらかし状態のサイト」、「ニーズの無いサイト」、「アクセスの無いサイト」、「テーマが抽象的なサイト」のサテライトサイトが多いのではないでしょうか。こういうサイトからのリンクは非常に危険ですし、リンク効果も薄いです。


「じゃぁ常にニーズのある情報を発信し続け、更新して行かないといけないのか?」というと、そうではありません。「ほったらかし状態のサイト」、「ニーズの無いサイト」を赤文字にしていないのには理由があります。


「ほったらかし状態のサイト」でも、テーマがしっかりとしていてニーズがあれば、そこからのリンクは十分効果があります。例えば「PHP初心者講座」や「○○の方法」(ライフハック)など、テーマがしっかりとしていて、ターゲットユーザーがしっかりとしたサイトならば、「ほったらかし状態」でもOKです。


私の言う「ほったらかし状態」とは半年、1年くらい何もしない状態です。2年、3年、4年と「情報が相当古くなった」場合はサイトの質が保てるか、リンク効果はわかりません。


「アクセスの無いサイト」は、主に「ワードサラダ」など、日本語としておかしい記事の多いサイトや、複数の他人のサイトから記事の一部やツイッターのツイートを繋ぎ合わせたいわゆる「ゴミサイト」のことです。これに関しては詳しく説明するまでもありませんね。



私の思う「生きているサイト」の重要度は下記の通りです。


1.「テーマ」がしっかりしている事

2.「ターゲットユーザー」を絞り、ユーザーを意識したコンテンツを多く持っている事

3.各記事がサイトテーマに合っている事

4.カテゴリなどがちゃんと分けられ、ユーザーに優しいサイト構造である事


いくら記事数が多く、1記事の文字数が多くても、「○○の日記」や「○○の妄想」など抽象的なテーマ、ターゲットユーザーを意識していないサイト、各記事がランダムでサイトテーマに合っていないサイトなどは「生きてるサイト」とはいえません。


例えば、「マッシュの日々妄想日記」というタイトルのサイトで、カテゴリーも「日記」のみて、記事も「今日は○○食べたー」、「新作ゲームを買った」、「今日仕事でムカついた」・・・などテーマも曖昧で記事も曖昧・・・何も絞れていないサイトのことです。


この条件はあくまで、「不特定多数のサイトにリンクを供給するサテライトサイト」という観点からの条件となります。趣味のサイトならば何の問題もありません。



リンクにはアクションが必要?


今回の記事のメインがこれになります。リンクの貼り方やタイミングは結構対策する方や会社によって意見はバラバラですし、「貼り方」については、「アンカーテキスト分散」や「URLリンク」、「タイトルでリンク」、「サイドバーやフッターリンクは・・・」など記事を結構多く見ますが、「リンクを貼るタイミング(ペース)」について書かれている記事は殆ど見たことがありません。


理由としては「企業秘密」的な所もあるでしょうが、サイトによってリンクを貼るタイミングが異なる事が多いので「感覚的」になって数値化できない事が多いからだと思います。たまに「一気に100リンクしたらダメ」とか「1週間に2~3個がベスト」とか書かれている記事を見ますが、これも抽象的で参考になりません。


実験からの考察では今のGoogleではただ単にリンクを貼っただけでは、効果が薄いのではないか、いや、むしろリスクを抱える事になるかもしれないと思っています。リンクを貼る間隔やタイミングの問題では無いように思います。


何が言いたいかというと、「リンクを貼るにも理由(アクション)が要る」と言う事です。例えばメインサイトの記事を更新した、コンテンツを追加した。などの時にサテライトからリンクを貼ったり、ツイッターなどで更新アナウンスをするなど、リンクを貼る理由とアクションが1セットになった対策が一番効果があると言う事です。


「じゃぁメインサイトを更新した時にしかリンクを貼ったらダメなの?」という疑問が出ると思いますが、そうではありません。メインサイトを更新しなくても理由とアクションがあればリンクを貼ってもいいんです。メインサイトを更新しなくても、サテライトサイトの記事を更新した時に、メインサイトにリンクを追加して、サテライトサイトの更新情報をツイッターなどでアナウンスしたり、PING送信、ブックマーク、NAVERまどめに登録したり、何らかのアクションを起こせばいいのです。


理由も無く、アクションもない状態でただリンクを貼る事がダメなのです。更新もしていないサテライトサイトの書き溜めた「過去記事」からただリンクを貼っただけとか、サイドバーやフッターからリンクしたとか、こういうリンクの貼り方は効果が見込めないし、リスクも抱える事になります。


「じゃぁ常に何らかの理由とアクションが無いとダメなの?」と言う事になりますが、それも「感覚」になりますが、程度の問題です。メインサイトの質や状態、狙うキーワードによっても違いますし、サテライトサイトの質や状態によっても異なります。ここは「感覚」と「経験値」でしか理解できない部分ですので、詳細説明は出来ません。


あくまで私の感覚ですが、10本リンクを貼るならば、「アクション(理由)の要るリンク」は4~5本くらいかな?と思っています。何も直接的なアクションや理由でなくても、間接的なアクションや理由でいいのです。要は少ないアクセスでも誘導できるリンクならば問題ないと言うことです。このブログの記事で何回か登場した「クリックシグナル(造語)」が送られるリンクという事ですね。


こういうリンクをメインにした外部対策をすると、上位表示に大きく効果はありますし、順位安定にも貢献します。それに手間はかかりますが、昔のように大量のリンクで順位が決まるものではなくなって来ていますので、メインサイトも、サテライトサイトも「手塩にかけて育てる」のが一番効率がよく、近道ではないかと思います。


では、今日はこの辺で失礼します。次回は「かに」サイトのその後の動きと、実験から得た情報(内部対策・・・)について書きたいと思います。


ご注意:この記事に書かれている事は、あくまで私個人の実験データと妄想(仮説)によるものです。この記事を参照して何らかの損害、不利益を被ったとしても当方は一切責任を持ちません。自己責任でお願いいたします。