スマフォ向けSEOがやってくるか?、日本でのスマートフォン所有率は17%に上昇

[対象: 全員]

国ごとのスマートフォン所有率Googleは、モバイルフォン(フィーチャーフォンとスマートフォン)とPC(デスクトップとラップトップ)のユーザー調査を実施し結果を公開しました。

この手の調査にしては珍しく、日本のデータも含まれています。

スマートフォンが普及してきていることは感覚的に分かっていてもそれを数字で確かめることはなかなかできません。

しかしこの調査を見るとスマートフォンがどんなふうにふうに普及してきているのかが具体的に分かるので一部を紹介します。

調査データの詳細はPDFでダウンロードできます。

キャプチャ画像は小さくて見づらいので元データで確認してください。
またこの記事では触れないデータもあるので興味のある人はPDFをすべて読んでください。

スマートフォン所有率は17%

スマートフォン所有率は17%

2011年11・12月の調査では、スマートフォンを持っていると答えた人は全体の17%でした。
2011年1・2月の調査では6%だったので3倍近く増えています。

英国は45%でもっとも普及していて約2人に1人がスマートフォンを所有しています。

96%がフィーチャーフォン/スマートフォンを利用

96%がフィーチャーフォン/スマートフォンを利用

「どんなデバイスを使っていますか?」という質問に対しては、96%がフィーチャーフォンまたはスマートフォンを使っていると回答しました。

かたやデスクトップまたはラップトップを使っていると答えた人は86%です。

調査の対象となった他の国、米・英・仏・独と比べてもモバイルユーザーの割り合いは日本が抜きん出ています。
ユーザーのほとんどがモバイルを利用していて、PCよりも多くなっています。

フィーチャーフォンからスマートフォンへ

フィーチャーフォンとスマートフォンのシェア比較

昔ながらのケータイいわゆるガラケーからスマートフォンへのシフトが確実に進んでいます。

何らかの端末を持っていると答えた人で、2011年1・2月のデータと2011年11・12月のデータを比べるとスマートフォンは伸びているのに対して(6% ⇒ 17%)、フィーチャーフォンは減っています(21% ⇒ 18%)。

ただしグラフに出ているフィーチャーフォンは古いタイプの携帯で、日本でポピュラーな高機能の携帯は実はまだまだシェアがあります。
それでも割合は減っていて、2011年1・2月は72%だったのが2011年11・12月には65%に下がっています。
※該当ページのグラフ右下に注釈で説明されています。

88%がスマートフォンでネットに毎日アクセス

88%がスマートフォンでネットに毎日アクセス

「スマートフォンから、プライベートな目的でどのくらいの頻度でインターネットにアクセスするか」という質問に対しては88%が毎日アクセスすると回答しました。

2011年1・2月の91%からは減っていますが、それでも他国に比べると断トツの高さです。
個人でスマートフォンを使うユーザーのほぼ10人に9人は毎日スマートフォンからネットを利用していることになります。

調査方法や詳しい内容、その他のデータについては配布されたレポートを見てもらうとして、数字の上からもスマートフォンの普及・利用が進んでいるのが分かりますね。

プレゼンテーションなどでスマートフォンシェア上昇のデータが必要な人にとっては重宝する調査レポートです。

「スマートフォンが伸びているのはGoogleのデータからも明らかです。だから弊社が開発したスマートフォン対応の●▲■が御社には必要なんです!」とかね。w

スマートフォンへのシフトは今後も続くでしょう。

スマートフォン専用のクローラをGoogleが導入したのもこうした流れを受けてのことです。

僕も電車での移動中は必ずスマートフォンでネットにアクセスするし、ときには家からでも繋ぎます。
スマートフォン用のページがあると読み込みも速いし見やすいし助かります。

アクセス解析をチェックしてスマートフォンからのアクセスが多いようならスマートフォン用ページは絶対に用意しておくべきです。

スマートフォン用のSEOというものは現状ではほとんど存在しませんが、Googleがスマートフォン用のインデックスを作る可能性もゼロとは言えない気がします。

スマートフォンに最適化したサイト作りにまだ取り組んでいないとしたら、準備だけでもボチボチ始めたほうがいいかもしれませんね。