Googleウェブマスターツールのホームページがリニューアル、サイトの健康状態を表示

[レベル:中〜上級]

Googleウェブマスターツールのホームページが新しくなりました。

新しいホームページには登録サイトのサムネイルが表示され、さらにサイトの健康状態を示すようになりました。

Googleウェブマスターツールの新しいホームページ

「健康状態」はサイトに問題が発生していないかどうかを表します。

英語では“site health”と表記されているのでそのまま訳しましたが、日本語では単に「状態」と表記されています。
人間以外に“健康”を使うのは違和感があるのでそのようにしたのでしょう。
したがって以下、「サイトの状態」と書きます。

「サイトの状態」に問題が見られたときは、管理者がすぐに気付くようにリストの上に表示されます。

次の3つの条件のいずれかに当てはまるとサイトが“不健康”な状態だと判断されます。

  • マルウェアがサイトで検出された
  • 重要なページがURL削除ツールで削除された
  • 重要なページがrobots.txtでブロックされていてクロールできない

1つめのマルウェアが検出されたは分かりますよね。
危険な状態なのですぐに気が付けるように知らせてくれるのはありがたいことです。

2つめと3つめは、管理者が、意図せずに誤って大事なページを検索結果から削除してしまったり、robots.txtでブロックしてしまったりしたことを知らせるための通知です。

ここでいう「重要なページ」は、検索結果でのクリック数によって判断されます。
今後は他の要素も組み入れるかもしれません。

今のところは、上記の3つの場合だけに不健康マークサイト状態の警告アイコンが付きますが、将来的には拡張していきたいとのことです。

問題を解決した後、警告が消えるまでには通常数日かかります。
再クロールして変更を認識し、ウェブマスターツールに反映させる一連の処理にそのくらいの時間が必要だからです。

1週間以上たっても警告が消えないようなら、まだ問題が解決できていない可能性が高くなります。

「サイトの状態」に警告が実際に現れているシーンを僕は取得できませんでした。

でもこれが適切な状態ですね。
警告なんてないほうがいいに決まっています。

でもあなたが遭遇したらスクリーンショットを撮って僕にください。
この記事に追加します。(笑)

サムネイルが付いたことによって1サイトが占める表示スペースが増えてしまい、対象サイトまでたどり着くのにスクロールしないといけなくなってしまうこともあります。

新しいホームページは、今のところは登録サイトが100個以下の場合に限られます。

でも100サイトを登録していなくても、十分探しづらくなりました。

視覚的には華やかになったけれど、一目での見やすさが低下したように僕は感じます。

「サイトの状態」順ではなく「アルファベット」順に並べ替えることはできますが画面に収まるサイトの数に変わりはありません。

サムネイル付きとサムネイルなしを選択できるようにしてほしいですね。