今日は番外編で、自社で運営しているサテライトサイトの運営についてお話ししようと思います。

普通のSEO会社ならクライアントのバックリンク支援として300サイト以上は自社で運営していると思います。それぞれ運営方法やポリシーによってサテライトサイトの仕様や運営方法は様々です。基本はアメブロやFC2、ライブドアなど親ドメインが強い無料ブログや独自ドメイン、オールドドメインなどでサイトを構築して運営されていると思います。

サテライトサイトを数百も運営してリンクを供給する対策を「自作自演行為」、「グレーなSEO手法」と思われる方はこの記事を閲覧されないほうが良いでしょう。数十、数百のクライアントのサイトを希望のキーワードで上位表示しようと思うと、「完全なホワイトハット」では無理なのです。

まぁ私の意見ですと、「何がホワイトで何がグレー、ブラック」は、「Googleとユーザーが決める事」と思っているので、サテライトサイトからのリンク供給が「グレー」とは思いません。「ワードサラダではない、Googleもユーザーも認めるサテライトサイト」なら自作自演なこの方法でも十分上位表示の助けになります。

と、前置きはこの位にして本題に入りましょう。


SEO効果のあるサテライトサイトの構築方法


環境としては下記の条件とします。

1.有名無料ブログ(アメブロ、ライブドア、FC2、はてな)を200サイトアカウントを取って構築します。

2.各ブログは週2回程度の更新で20記事程オリジナル記事を書きます。

上記の条件で、運営方法と利用方法を間違わなければ、ミドルクラスのキーワードを上位表示させるためのサテライトサイトとしては十分です。※このサテライトのバックリンクだけで上位表示できると言う意味ではありません。

サテライトサイトはあくまでリンクの土台、補助と考えてください。メインサイトにはサテライトサイト以外のソーシャルメディア(TwitterやFacebook)やブックマークなど多種多様のリンクが必要です。


サテライトサイトの構築方法

1.ブログごとにジャンルをきっちり分ける(200サイトですから200ジャンルですね)
※この時点で大手ブログの場合、各ジャンルからリンクが数本もらえます。

2.各ブログの設定は面倒でもキッチリ行う。

解説:手抜きをした設定やブログタイトルを付けると、絶対にSEO効果は半減します。時間を掛けてでも登録したジャンルに合った内容のブログタイトルとカテゴリ分け、表示設定やカレンダーの表示、非表示、RSSの登録先の設定など各ブログごとに細かく設定を行う事が、SEOに効くサテライトサイト構築の基本となります。また、各ブログによって設定もデザインもテンプレートも変えてください。各ジャンルに合った設定がありますので。

絶対やってはいけないのが、「全て同じか似た設定でジャンルも変えていない。ブログ名は作蔵の趣味ブログ」これだけは絶対にやらないでください。SEO効果もなければ削除される確率も上がります。

3.記事は文章だけでなく画像や動画のも入れてバラエティーをつける。

解説:よくSEOブログで記事の「文字数は最低500文字以上で2000文字が適切」など何の根拠も無い情報がありますが、それは間違いで、記事の文字数が少なければ、再生回数の高いYoutubeの動画を紹介すればいいのです。その方が、逆に自然で、バラエティーが出ます。もう1つ言うなら、文字数が少ない(ネタが少ない)場合は、人気のある写真集のサイトや素材集のサイトのサイトショット画像を貼り付けてサイトを紹介すればよいのです。ここでミソになるのは「発リンク効果」です。私がネタに困ったり、記事が書けない時によく使う方法です。ページに文章が少ない場合(2-3行程度で深くない)「ページオーソリティーやトラスト」を諦めて「ハブページ」として使うのです。「そこからメインサイトにリンクを貼る」ろいう行為は同じなのですが、若干リンク効果と評価プロセスが変ります。しかし、上位表示をするためのリンクソースとしては同じ効果を生みます。こうする事によってブログ自体もバラエティーやオリジナリティーが出て、よりSEO効果のあるサテライトサイトになるのです。

結論:上記の事をコツコツ積み上げて行けば、強いサテライトサイトによるバックリンク構築が無料で出来ます。※人件費やその他経費はかかります。


サテライトサイトの運営と管理方法


サテライトサイトの強さを測る

一通りサテライトサイトの構築と記事の書き込み(5-10記事くらい)が終わると、次は各ブログの効果測定をします。その方法を今からお話しします。

同じように運営していても、ブログの登録したジャンルや運営会社によってブログの評価(強さは)にはバラつきがあります。そこでメインサイトにリンクを貼る前に、各200ブログの効果測定を行わなければなりません。効果測定が終わったら、ブログを評価の高い順に1軍、2軍、3軍に分けます。そして、メインサイトの運用暦やドメインの年齢や、コンテンツの量、質やオーソリティーなどによって時には1軍から1本、3軍から2本などとリンクを追加していきます。

では実際に私がやっている効果測定方法をご紹介いたします。

1.記事を投稿して30秒-1分以内にインデックスされるか。

2.記事タイトルで検索して1番かどうか。

3.記事タイトルまたは記事内容の一部(文章、フレーズでもOK)で20番以内に入っているか。

※3番に関してはある程度の運用暦とブログのボリュームがないと難しいです。

初期段階で1軍、2軍、3軍に分ける場合は、1番の記事投稿してからの時間で分ければいいでしょう。しかし、運用暦が長くなると、1番から3番までの評価基準で分け直しましょう。また、月に1回は各ブログの再振り分けをしましょう。(3軍にいたブログが運営暦によって1軍になる事もある。)これを私は「サテライトサイトの棚卸」と呼んでいます。エクセルで管理し、記事を追加した時には必ず上記の効果測定をします。それをエクセルに帳簿として記録しています。そして、そのデーターを下に月1回「サテライトサイトの棚卸」を行っています。

まぁここまでやる必要はありませんが、私の場合はどのサテライトサイトに何のアンカーテキスト、画像でリンクを貼れば効果があるのか興味があるので行っています。しかし、これは貴重な訓練にもなります。これをやる、やらないでは経験値の差は歴然です。

以上です。記事を読んで頂き、誠にありがとう御座いました。


注意事項:サテライトサイトの運営を推奨している訳ではありませんし、これをすれば絶対上位表示できると言う事でもありません。最近は「コンテンツSEO」という言葉もあるくらいですから、この情報を採用する方は自己責任でお願いいたします。