【0007】これからのWEB最適化とは? | 成長していないなら死にかけているんだ

【0007】これからのWEB最適化とは?

WEB業界の進化は早い。

WEBの進化とともにユーザーの進化もまた早い。

いや、ユーザーの変化にWEBが追いつこうとしているのかもしれない。


一昔前のWEBマーケティングと昨今のそれとでは大きく変わってきている。

その認識がないと、取り残されてしまうだろう。


以前は

検索エンジン → WEBサイト → コンバージョン

というシンプルな流れが主だったが、

最近は検索エンジン以外にも

ソーシャルメディアに代表するCGMサイトからの流入もある。

※CGMとは、おもにインターネット上で、
消費者によって内容が生成されていくメディアのこと。
クチコミサイト、Q&Aコミュニティ、ブログ、SNSなど。

SNS → WEBサイト → クチコミサイト → WEBサイト → コンバージョン


といったように流入チャネルの多様化とともに

コンバージョンに至るまでの経緯も様々なようだ。


その結果、今まで行ってきた、セッション単位の

アクセス解析だけでは、分析が難しくなってきている。

例)とあるECサイトでは全購入者のうち、1回目の訪問で
購入した割合は30%を下回るというデータもある。


こういう言い方はユーザーに怒られてしまうかもしれないが

ITリテラシーが高くなってきたのだろう。


今後、検索エンジンだけ攻略しても今後WEBマーケティングで

成功することは難しいということだ。



では、どのようにWEBを最適化すればいいのか。

マーケターにとって、顧客がどういう人なのか意識することは

最重要項目であり、それは数字を見ているだけではわからないことも多い。


どうやって顧客心理を理解すべきか。

一番早いの答えは、実際のユーザーに聞いてしまうことだ。

定性的な判断にはなるが、その声をもとに、仮説を立てる。

その仮説をもとに、分析し、定量的に根拠をつける。(数値を用いる)

つまり、ユーザーはこういう意識でサイトを見ているんだろうなと
仮定して、解析データを見ると見えてくるものがあるということだ。


もっと細かく言うと、ユーザーも一様ではないので、下記のように

セグメントし、各項目で仮説、分析していく必要がある。



初回訪問で購入した人

2回目で購入した人

TOPページで離脱した人

買い物かごで離脱した人

メールアドレスまで入力したけど離脱した人





等。

こうした細かい仮説と、分析、テストを繰り返していくことが

WEBの最適化の第一歩であり、今後必要不可欠なことだろう。



「WEB最適化とは何か」

それは技術のことではない。人を見ることである。



それが今日学んだことだ。


今までのWEBマーケティングでは、機能的な差や商品力により勝つことができたが、

急速なコモディティ化により機能面、商品面での差別化が図れなくなってきた。

これからは,コミュニケーション(情緒、感情)で差別化を図っていく時代になるだろう。