【0050】日本のガラパゴスホームページ | 成長していないなら死にかけているんだ

【0050】日本のガラパゴスホームページ

とあるWEBコンサルタントと話していて感じたこと。


「日本の多くのサイトは古いんじゃないか!」


海外サイトを見たことがある人は感じたことが

あるかもしれないが、日本のそれとは大きく違う。

海外サイトは非常にシンプルでテキスト中心なのに対し、

日本のサイトは派手なものが多いのだ。


では、なぜ日本のサイトは独自の進化を遂げ

派手派手なサイトになってしまったのだろうか。


日本では、HPはインターネット版「チラシ」として考えられてきた。

通常新聞折込に入れるチラシは、目立たないといけない。

だからインパクトがあるデザインが求められてきた。

それがそのままHPデザインにも踏襲されてしまったのだ。


しかし、考えてみてほしい。

HPにアクセスする際、多くはテキストからリンクされる。

検索結果、twitter、メール等。

競合サイトとサイトビジュアルが並べられて、

その中で選ばれるというシチュエーションは皆無だろう。



アクセスされた時点で、ユーザーとサイトは1対1で対面している。

ファーストビューで重要なのは、インパクトよりも、


「ユーザーが期待しているもの、求めているものがそのサイトにあるかどうか」


ファッションや美容室など、ユーザーがビジュアル面を求める場合は

その限りではないが、大半は、「テキスト(言葉)」を見て判断する。

その言語が、自分の求めているものと合っていなければサイトに滞在する理由はない。


つまり、デザインありきの派手なサイトになってしまうと、

本当に伝えたいことが優先されないことがあるのだ。



次に、構成の話。

これもユーザー目線で考える必要がある。

ユーザーのもっているロジックから外れてしまうと離脱してしまうので、

「伝えたいこと」よりも「知りたいこと」を優先すべきなのだ。

人間の心理の話になるが、視線は左上からジグザグに動く。

だからHPの重要なコンテンツは左上に設置されるのが通常だ。

「重要なコンテンツ=ユーザーが知りたいこと」

にすべきだということ。



これからのWEB最適化とは でも書いたが

ユーザー本位のマーケティングをしなければ生き残っていけないだろう。

「当たり前だよ」とよく突っ込まれるが・・・