内容がほとんど一緒のページがある事は、本当に検索エンジンに嫌われるのか? | SEOブログ~とある会社で、SEO対策~

内容がほとんど一緒のページがある事は、本当に検索エンジンに嫌われるのか?

会社のパソコンの調子がおかしかったり、ストレージが不具合を起こしたりして、肝心のSEO業務より、「社内システム最適化」ばかりしていて、なんだかちょっと疲れた数週間でした。


今回はそんな中で、SEO上基本であろう、「内容がほとんど一緒のページがある事は、検索エンジンに嫌われる」という事が本当なのか、実験したサイトがありますので、それについて書きたいと思います。



■ページ数1400強のサイトが、6カ月間上がらなかった。

使っていたのは海外の中古ドメインで、ワードは「NTT」周りのワード。このワードはかなり強力なサイトが多くて、激戦でもあります。


その中のあるワードで上げようと思い、1400ページのサイトを作りました。ページの構成はTop→中ディレクトリ→小ディレクトリの3階層。一般的なサイトの作りですが、1400ページにもなったのは、ご想像の通り、地域を含めたページを横展開して作ったからです。テキスト的に違うところは地名と少しだけのテキスト。内容もほぼ一緒のページを横展開したんですね。


バックリンクもちょろちょろ付け足し、一瞬ぐっとあがりましたが、案の定沈みました。6カ月の間、SERPsに、子ページを含めて現れる事はありませんでした。


インデックスは削除されていないものの、もちろん、アクセス0。激戦のワードを絡めていたので、その影響がある可能性と、また帰ってくる可能性もあるので、ほったらかしにしましたが、浮き沈みもないまま、蚊帳の外。これはペナルティーだなと確信しました。



■地域ページを1400近く削除してみた。


この時点で。簡単に考えれるペナルティは以下の4つ


・元々中古ドメインが、ペナルティをくらっていた
・バックリンクがよくない
・1400強のページを一気にあげた
・内容が変わらないページを横展開した


元々中古ドメインがペナルティをくらっていたか、調べるのは費用対効果も悪く、おっくうなので、却下(笑)1400ページ以上のサイトを以前に一気に上げても、大丈夫なサイトが多数あるので、それに搾るのも難しい。バックリンクも他の上位表示サイトでも使っていたものなので、可能性としては低い。


こうなると、やはりほとんど同じ内容のページがあることはSEO的にはよくないという話が信憑性を帯びてきます。そこで、地域名を絡めた1400近くのサイトを削除してみました。それ以外はしていません。


■圏外→16位に。



消してしばらくすると、圏外→16位にTopページのランクアップを確認しました。中ページはまだ確認できていません。しかし、1400強のページが、8ページ足らずになりましたが、一気に急上昇です。


ここまで顕著にランクアップが認められると、似通ったコンテンツを作ることは、SEO上、マイナスになる事はかなり明白な感じです。まあ偶然、サイトの評価が変わったという事もあり得なくないですけど、この時点では可能性は低いですし、これを言ったらきりがないですからね。


今の段階でも、SEO上かなりの影響があると思われる、似通ったコンテンツの評価。パンダが来たらどうなるんだろう?と戦々恐々なサイトがいくつかあるので、ちょっと見直したいと思います。


もう一つ勉強になった事が。Googleさんは、ペナルティーをうけて6か月以上放っておいたサイトでも、手を加えればちゃんと評価してくれる可能性がある事。この辺りは、ちょっとうれしいですね。