FacebookとTwitterをSEOに活用する方法

最終更新日:2024/03/15

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昨年末にGoogleがソーシャルシグナルを検索結果の基準に使っていることを公言し、FacebookやTwitterをSEOにどう生かす?ということがウェブマーケッターの新たな課題となりましたが、今回は何故かコピーブロガーからそんな疑問に対する答えを。 — SEO Japan

ツイッターのリツイートやコンテンツの共有により生まれたリンクが、検索エンジンの最適化を介して、ランキングを上げる効果があるのか気になったことはあるだろうか?

長い間、この疑問に対して、誰も確かな答えを持っていなかった。なぜなら、リンクが検索エンジンのランキングを上げるために“票”扱いされる事態を防ぐため、恐怖のnofollowが大規模なソーシャルサイトの多くで用いられためだ。それでも、新しい読者をコンテンツに引き付ける効果があるため、ソーシャルネットワーキングのリンクは、トラフィックの面でも有益である。

しかし昨年12月、グーグルは若干状況が変わったと認めた。以下に皆さん、そして、そのコンテンツにとって、この変化が何を意味するのかについて説明していく。

2010年5月、グーグルのマット・カッツ氏は、グーグルがソーシャルメディアをシグナルとして利用していないと明言した。しかし、同年の12月、同氏は考えを変えたと同じように堂々と明言したのだ:

グーグルは、以前からウェブ検索のランキングでも用いているように、現在もツイッターとフェイスブックのリンクをランキングで用いています。また、ツイッターやフェイスブックでのライターまたはクリエイターの評判を理解するための試みも行っています。[…]

現在は比較的浅く利用しており、有益性に応じて、そして、強度に応じて、時間の経過とともにどの程度利用するのか検討していく予定です。一つ注意してもらいたいのは、かつて大量のリンクを得るために人々が行ったように、「相互的なフォローを手に入れて、大勢のフォロワーを獲得しよう」などとは間違っても考えないことです。

ページランクが、リンクの数に依存しているだけではなく、リンクの質も重要視しているように、質を意味するフォロワー、つまり、ボットや一部のソフトウェアではない実在する人々について考えてみる必要があるでしょう。

要するに、グーグルはソーシャルメディアでの共有はまともな人々から不快な連中を取り除く上で理に適った方法だと決定したことになる。

現在、恐らく影響は今でも弱いものの、グーグルはソーシャルメディアの共有パターンが最良のサイトとページを発見する方法として、 – そしてスパムを10ページ目に蹴落とす方法として信用出来るかどうか探っている。

(思い出してもらいたい。SEOの大原則は、コピーブロガーの大原則と似ている – ユーザーをくだらないコンテンツに導くことなかれ )

シグナル

グーグルは約200個の“シグナル”を使って、ページが有益か役立たずかを判断している。

現在、ツイッターやフェイスブックからのリンクは、シグナルとしては弱い部類に入る。つまり、常連のシグナル – 従来のリンクを何本持っているか、リンクを張っているページのオーソリティ、使われているアンカーテキストのタイプ、そして、オンページのキーワードや関連するコピー – が重要視されているのだ。

(この仕組みについて興味があるなら、コピーブロガーが提供するSEOコピーライティングに関する無料のレポートに目を通しておこう)

しかし、ソーシャル共有サイトからのリンクは、検索エンジンが利用するシグナルであり – SERPの上位に良質なページを格付けする上で頼りになることが実証されれば、重要視されるようになるだろう。

重要なオーソリティ

グーグルとビングは、サイトにリンクをツイートしたユーザーのオーソリティを考慮すると認めている。

実際のオーソリティを持ち、見た目も行動も本物のユーザーが、サイトへのリンクをツイートすると、新人(またはボット)がリンクをツイートするよりも重要度が高いとみなされる。

要するに、フェイスブックの友達が多い人やツイッターのフォロワーが多い人の機嫌を取らなければいけないと言うことだろうか?必ずしもそういうわけではない。

そうではなく、飛び抜けて際立つコンテンツを作成する取り組みを薦める。ソーシャルサイトでの共有の特徴により、最高のアイテムは上位に格付けされる傾向がある。10万人のフォロワーを抱えていなくても、100人のフォロワーの中にはさらに多くのフォロワーを持つユーザーがいる可能性もある。

しかし、最大のユーザーの注目を得るには、最高の作品を提供しなければならない。そのため常に最高の作品を作る努力を心掛けよう。

差別化を図るには?

ソーシャルネットワーキングサイトを操作して、フォロワー/友達の数を増やす行為は、絶対に避けてもらいたい。

実際よりも大きく見えるような時代遅れの手品に頼るべきではない。その時間と労力を – ライターとして成長するか、もしくは自分の作品を必要とする優秀なライターと手を組んで – 良質なコンテンツを作るために注ぐのだ。

(交換条件として、料金を支払ったり、ビジネスの専門知識を提供したり、またはグラフィックデザインにおける優れたセンスを提供したり、はたまた美味な洋菓子を提供する手もある。いずれにせよ自分自身で何を与えることが出来るのか考えてみる必要がある)

トラフィックを得るためにSEOのみに頼り、ソーシャルメディアを避けているなら、考え直すべきである。

ソーシャル共有はシグナルとして強くなるだけでなく、適切なビジターをサイトに導くメリットが他にも数多くあるからだ。

昨年末、Scribe SEOがツイッターをリンク構築ツールに加えた理由がここにある(今後もソーシャルメディアのリンク構築ツールをリリースしていく予定だ)。SEOが進化するにつれ、Scribeも進化している。

ソーシャルメディアとSEOは、大方の想像とは異なり、似ているところもある —実際に絡み合うようになっており、今後もこの傾向は続くはずだ。

明日、グーグルの気が変わったら?

この疑問はSEOの戦略を計画する上で常に考えておきたい疑問である。

ツイッターやフェイスブックをSEO目的でリンクを生成するために利用する取り組みは、短期的な効果しか期待できず、時間を注ぐ価値はないだろう。

しかし以下の目的でツイッターとフェイスブックを利用するなら、私は自信を持って奨励する:

  • リンクを生成し、さらに
  • 読者にコンテンツを提供し、そして
  • その他のコンテンツマーケッターとの関係を育んで、質の高いオーガニックなリンク(従来型のリンク)を獲得し、さらに
  • 顧客候補の人達に知ってもらって、好きになってもらって、信頼してもらって、さらに
  • オンラインのつながりを現実世界の関係に変えそして
  • 解決することが可能な顧客の問題に耳を傾けることで、マーケットのリサーチを行う …

… これがビジネスにプラスに働く長期的な優れた戦略である。

ライターについて: ソニア・シモーネはコピーブロガー・メディアの共同設立者であり最高マーケティング責任者である。ツイッターでソニア・シモーネとコンテンツおよびコピーライティングに関する見解を共有しよう。


この記事は、Coppybloggerに掲載された「The Straight Dope on Facebook, Twitter, and SEO」を翻訳した内容です。

特別なテクニックやアドバイスが書いてあるわけではありませんが、ソーシャルウェブを活用したSEOはウェブページやリンクを活用した従来のSEOのように「SEOのためだけのテクニック」は実践が難しいのが実際の所かと思います。従来のウェブ以上に検索エンジンがスパム的なトリックを見抜きやすい面もあると思いますし、また人と人との関係性が成り立っているソーシャルウェブにSEOのためのだけのリンクやコンテンツを持ち込むことはそもそものビジネスに悪影響に成りかねません。コピーブロガーだけに「コンテンツが重要」という話にはなっていますが、昔からあった「Content is King / コンテンツが王様」というSEOの都市伝説がいよいよ現実のものとなる日が近づいているのかもしれませんね。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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