Yahoo!リスティング広告からアービトラージサイトが排除されている件について

以前に書いたYahoo! JAPAN がGoogleの検索エンジンと検索連動型広告配信システムの採用した件についてから時は経ち、徐々にYahoo!側に変化があるようです。

アービトラージサイトが減少中

ここ数か月のうちに、Yahoo!リスティング広告の中で現れていたアービトラージサイトと呼ばれる不正クリックを行うようなサイトが減少しつつあります。

例えば、下記のようなよくわからないサイトは、以前であれば1日100クリック以上も出現する機会があったりしたわけですが、現在、下記のサイトは全て空白となっており、存在すら怪しい状況になっています。
アービトラージサイト(MFO)

  • http://nandemo-search.net/
  • http://nandemo-sc.biz/
  • http://nandemo-sc.net/

以前は上記のように酷似したドメイン名でほぼ同一のサイトを運営し、不正クリックと見受けられるような爆発的なクリックを誘発していましたが、現在上記で上げたサイトは全て封鎖状態となっております。


ドメインはまだ存続しているよう。

2010.10現在ではかなりの数のアービトラージサイトが消えてきております。アカウントの中には実に3分の1近く予算が抑えられて効果が良くなっているものもあるほど。以前は250個までしか配信対象外サイトが登録できませんでしたからね。。。とはいえ、すべてのアービトラージサイトがなくなったというわけではありませんので、引き続き広告配信先を精査して、配信対象外設定していくことは重要です。
参照:Yahoo!リスティング広告に広告配信先レポートが設置

リスティング広告の今後の動向について

Yahoo! JAPAN がGoogleの検索エンジンと検索連動型広告配信システムの採用したことによって、遅くとも2011年の頭までにはGoogleの検索連動型広告配信システムが導入されるという話をよく聞きますね。

だからといって、私自身はリスティング広告の施策に大きな影響があるというわけではないと感じています。「誰に何を届けるのか?」を考えて施策を行っている人には、より精度が増し、より良い結果が待っているかもしれません。

特に今回のようにアービトラージサイトが精査される件などが良い例で、Yahoo!リスティング広告はGoogleの検索連動型広告配信システムを導入することにより、私たちのようなリスティング広告に携わる人間(広告主・施策者)には良い結果をもたらしてくれるといいですね。

※もちろん、目先の2年間は…という限定つきではありますが…。

2010.11.10加筆
※Yahoo!リスティング広告がGoogleの検索連動型広告配信システムを導入することにより、今回の措置を行ったのかどうかの真意は私にはわかりません。

執筆/掲載記事

▲