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ブラウザ履歴を盗み見してコンバージョンアップにつなげるちょっと危ない3つの方法

訪問者の閲覧履歴情報を問題なく利用できるのならば、サイトのコンバージョンアップにつなげられるが……

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この記事の内容はすべて筆者自身の見解であり(ありそうもないことだが、筆者が催眠状態にある場合を除く)、SEOmozの見解を反映しているとは限らない。

※Web担編注 この記事に書かれている内容は、プライバシーポリシーによっては実現できないし、議論が進めば「行うべきではない行為」だとみなされる可能性もあるので注意してほしい。あくまでも、「現状をベースにすると、こういった方法も考えられる」という考察の1つとしてとらえてほしい。

まずは、少々後ろ暗い手法の説明から始めよう。

読者のみんなはインターネットに詳しいだろうから、「ブラウザ履歴スニッフィング」のテクニックについては、知っている人が多いかもしれない(しばしのご辛抱を。すぐにインターネットマーケティングの話に入る)。

そんな話は初めてだという人には、「Start Panic」というサイトがいちばんいい見本かもしれない。「Let's start!」とあるボタンをクリックすると、ブラウザの履歴がチェックされ、自分でも忘れていた訪問サイトがリストになっていく。

StartPanicは、このダーティーな作業をするのにJavaScriptを用いているが、JavaScriptを使わなくても、CSSで同じことができる(技術面の実装については、ニール・ケネディ氏による人気の記事が参考になる)。

効率的なウェブサイトにするために、これがどう利用できるかを紹介したい。まず、誰もが納得しやすいものからスタートしていこう。

1. ユーザー体験をカスタマイズする

先にリンクを紹介したケネディ氏の記事では、このテクニックのとても理にかなった活用法が1つ紹介されている。訪問者が利用しているソーシャルサイトだけリンクを表示し、そうでないものは隠すというものだ。同氏による実例ページを見てもらうとわかるが、たとえばDiggに行ったあとならば「Digg It」ボタンが、Facebookに行ったあとなら「Share on Facebook」ボタンがページ下に表示される。ソーシャルサイトの共有ボタンの数を制限することで、一部のサイトに見られる「ソーシャルクラッター」を排除できる。これによって、ページの見た目がスッキリするだけではなく、ページの「共有」率の大幅な向上につながるかもしれない

カスタマイズは、サイトのコンテンツに対しても可能だ。ブラウザ履歴スニッフィング技法を活用して、訪問者がどんなニュースサイトやブログを読んでいるのかを調べ、その結果に基づいてコンテンツを調整する。たとえば、DistilledのブログにPPC広告に関する記事を毎週書くとする。その場合、Distilledの訪問者のうち、PPC Heroや、アドワーズのブログアドワーズのサポートページを見ている人がどのくらいいるかを調べてみよう。十分な人数がいるとなれば、その読者層を満足させるコンテンツを増やすことを検討してもいい。

同様に、KittenWarを訪れている読者の割合が高いとわかれば、記事に少し「キュートさ」を加えることを考えてもいいだろう。

KittenWar
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用語集
CRO / CSS / Facebook / JavaScript / PPC / アドワーズ / キャンペーン / クッキー / コンバージョン / コンバージョン率 / リターゲティング / リンク / 訪問 / 訪問者

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