検索順位1位の重要性を見直そう

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日本でSEOという言葉が浸透し始めた頃は、”SEO”=”検索順位”という考え方が主流だったように思いますが、最近では、”SEOは順位だけじゃない”という考え方がスタンダードになりつつあるように感じます。

“SEOは順位だけじゃない”という考えはその通りなのですが、”だけじゃない”のであって上位表示させることが重要でない、という訳ではありません。

特にコンバージョン率の高いキーワードを上位表示させることは重要ですし、1位を取ることには様々なメリットがあります。

ここではもう一度、検索順位で1位を取ることの重要性について見ていこうと思います。

クリック率の高さ

検索結果で1位を取ることの最大のメリットは、そのクリック率の高さです。

検索結果におけるクリック率については、米AOLの検索行動データを見れば平均的な数値がわかりますし、自社サイトのアクセスキーワードであればGoogleのウェブマスターツールを利用して確認することが出来ます。

AOLのデータだと、1位のクリック率が約42%、2位のクリック率が約12%となっています。

例えば、月間の検索数が1万回のキーワードで、1位のクリック率が50%、2位のクリック率が15%と考えた場合、1位のサイトは1ヶ月のアクセス数が5000、2位のサイトは1500となります。3倍以上の差ですね。

順位ごとのクリック率はキーワードによっても大きく異なるのですが、平均的にはこのぐらいの数字だと頭に入れておけばいいでしょう。1位のクリック率が圧倒的に高いということは揺るぎません。

もちろんサイトのタイトルやスニペットを最適化することでクリック率を押し上げることは出来るのですが、それも限界があります。

リンクを受けやすい

1位を獲得することは、実は被リンク対策にもなります。キーワードにもよりますが、1位のサイトはリンクを受けやすい傾向にあるのです。

例えば、OK!WaveやYahoo!知恵袋といったQ&Aタイプのサイトにおいて、回答者の参考URLとして紹介されることが多くなります。回答の内容に参考になるサイトや補足してくれるサイトを回答者が検索して探すケースが多いためです(Yahoo!知恵袋のリンクが直リンクでないことは置いといて)。

もちろん、参考サイトとして紹介されるためには内容が充実している必要があるのですが、ターゲットキーワードで検索順位が1位のサイトの方が紹介されやすいのは間違いないでしょう。

まとめ

検索順位の1位と2位の差は、順位の上ではたった一つの差ですが、実利上は非常に大きな差があります。冒頭でも書いたように、”SEO”=”順位”ではないのですが、ときには順位にこだわることも必要です。

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2010 年 9 月 27 日 |

カテゴリー:seo

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