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サイト高速化でコンバージョンは上がる!
高速化したサイトの実証実験結果公開!

 株式会社レイハウオリは年収1000万円への転職サイト「ビズリーチ」を制作するにあたり、サイト高速化技術を用いたユーザエクスペリエンス向上施策を行った。今回はその効果の一部を紹介しよう。

サイト高速化とは?

 サイト高速化とはその名の通り、「ページの表示速度を速くする」ことである。インターネットを良く利用する人であれば、本能的に表示速度の遅いサイトよりも速いサイトの方がストレスを感じないということは分かるはずである。この感覚的なストレスが、ユーザ及びWEBマーケティングにどのような効果をもたらすか?今日までに世界的インターネット企業が数値化して発表したものがある。

  • Google

 表示速度が500ms遅くなることで、検索数が20%減少

  • Amazon

 表示速度が100ms遅くなることで、売上が1%減少

  • Yahoo

 表示速度が400ms遅くなることで、検索結果を全て閲覧する人が5-9%減少

 また、米のリサーチ会社Aberdeen Groupによると、表示速度が1秒遅くなることで、以下の結果が得られたことを発表している。

  • PVが11%減少
  • CVは7%減少
  • 顧客満足度は16%減少

 このように、サイトの表示速度によるユーザエクスペリエンスの変化が、WEBマーケティングに重要な要素の一つになっている。

サイト表示速度の計測

 サイトの表示速度の計測には目視以外にいくつかの方法がある。有料のASPなどを利用する方法もあるが、今回は無料で簡単に計測する方法を紹介する。

Google ウェブマスターツール

 Googleが提供しているウェブマスターツールに保持しているサイトを登録することで、サイト表示速度を定期的に計測させることが出来る。登録したサイトの表示速度を確認するには、ウェブマスターツールにログイン後、左のメニューより「Labs > サイトのパフォーマンス」をクリックする。

ウェブマスターツールのサイトのパフォーマンス画面
ウェブマスターツールのサイトのパフォーマンス画面

 このグラフを見ると時系列にサイトの表示時間がグラフ化されて表示される。縦軸はサイトの表示時間を表すが、1~2秒の間で領域の色が変わっていることを確認出来る。これはGoogleが計測している全サイトの表示速度の速い20%で領域を分断しており、この表示速度の速い20%に入っていることで、Googleはそのサイトの表示速度を「速い」とみなす、と記載されているが、これは後述する今後のSEOにも影響するという見方が強い。

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この記事の著者

竹内 真(タケウチ シン)

WEBメディア特化型制作/開発会社、株式会社レイハウオリの代表取締役。「High Performance HTML」など、技術がビジネスに直結するような自社ソリューションを開発する傍ら、自らもエンジニアとしてOSS「mobylet(Seasar Foundation)」を開発している。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/06/30 12:00 https://markezine.jp/article/detail/10086

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