究極の選択 : SEOは外注すべきか、内製化すべきか?

公開日:2010/05/28

最終更新日:2024/02/20

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サーチエンジンランドから、SEOをSEOコンサルティングにアウトソースすべきか、それともインハウスで取り組むべきか、という究極の選択に関する議論を。それぞれに良し悪しを比較していますからこれを読んで自社のSEO対策はどうすべきか参考にしてみてください。 — SEO Japan

オンラインマーケティングは複雑であり、最適な戦略を確実に採用するために考慮する必要があるファクターの数は増える一方である。そのため、SEO、もしくは、大ざっぱにオンラインマーケティングをアウトソースする必要があると結論づけたくなる人もいるだろう。外部の専門家を雇うべきだと言う主張も一理あるが、SEOの戦略を完全にアウトソースすることで複数のデメリットが生じる点を覚えておいてもらいたい。一方、社内で対応する決定も一理ある。しかし、業界の最新情報を社内の人間が常に把握していなければならなくなる。今回のコラムでは、それぞれのアプローチのメリットとデメリット、そして、双方を実施するケースを少し挙げていこうと思う

アウトソース

アウトソースする選択肢が適しているか否かは、置かれている状況によって異なる。アウトソースのメリットとデメリットを以下に挙げていく:

メリット:

  • 専門知識。 すぐに必要な専門知識を持っている人物を探した方が楽な場合もある(非常に楽な場合もある)。
  • 業界の幅広い視野を活用する。 SEOのコンサルティングファームは、多種多様なウェブサイトの多種多様なプロジェクトに対する視野が広い。この幅広い視野をを社内で再現するのは至難の業である。
  • 外部の権威の説得力。 以前投稿した2本のコラムで、私はSEOの投資のメリットに関して、経営陣を納得させることの重要性を説いた。彼らは社内のスタッフのアドバイスよりも、著名な業界の権威のアドバイスを進んで受けるだろう。

デメリット:

  • 企業内部の環境を理解していない。 外部の組織はたとえ優秀であっても、皆さんの企業、そして、スタッフのことを理解しようとはしないだろう。
  • 熱意に欠ける。 SEOのコンサルタント企業は多くのクライアントを抱えていることが多い。クライアントを1社失うことは出来れば避けたいが、ただちに大惨事に結びつくわけではない。

社内

次に社内のSEOの人材を活用するメリットとデメリットを簡潔に説明していこう:

メリット:

  • 内部の専門知識。 コンサルタントとの関係は、一時的なことが多く、コンサルタントが去ると、検索マーケティングキャンペーンに関する大量の知識もなくなってしまう。当然ながら、従業員の関係もやがては終わりを迎えるが、そこまで頻繁に、または早く起きるわけではなく、専門知識は長期間組織に残る。SEOのスタッフが複数名いるなら、このリスクはさらに低くなるだろう。
  • 社内のスタッフに説明する際に好都合。 若干矛盾しているが、外部の権威はSEOのメリットを受け入れさせる上では役に立つが、従業員の方が組織内の多くの関係者を納得させる際に好都合である。SEOの影響を受ける部署は多く、彼らすべてに納得してもらう必要があるのだ。

デメリット:

  • コストが高くつく可能性がある。 コンサルタントの場合、一定の期間のみ働いてもらうことになるが、従業員の場合は、通常フルタイムの職務となり、福利厚生も必要になる。
  • 一流の人材の欠如。 社内の人材を育てる必要がある。なぜなら、SEOの一流のコンサルタントの多くは大金を稼いでおり、彼らを社内に招いて仕事をしてもらうと会社側が気持ちよく渡せる金額以上の給与を支払わなくてはならなくなるからだ。
  • 現場で学習する。 人材が欠如する結果、コストを下げるために、誰かにスキルを現場で学ばせる必要がある。

双方を実施する

アウトソースと社内の人材の採用に対する説得力のある議論が行われているが、双方を少しづつ利用する戦略もまた話題になりつつある。SEOの最新の情報を常に把握する難しさを考えると、この取り組みで生計を立てている企業や個人に相談する手法は大きなアドバンテージになるだろう。異なるサイトに取り組み、幅広いニーズを持つクライアントと仕事をするコンサルタントの能力は、大きな利点をもたらす可能性がある。

一方、社内でSEOスタッフを雇用する選択肢にも利点はある。上述したように、知識とスキルを維持することが出来る点、そして、社内の複数の部署に説明することが出来る点は、大きなメリットと言えるだろう。

当然だが、組織によってニーズは異なる。しかし、SEOおよびオンラインマーケティングはすべての組織にとって、なくてはならない存在である。多くの企業にとっては、社内で確実に持っておきたいスキルを決定し、そのスキルを育てる計画、もしくは購入する計画を立てるルートが最も無難だ。その後、外部のスキルを使ってこの計画を補い、社内のチームが外部のSEOの専門家の知識をすべて活用することが出来るような環境を作るのだ。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「SEO: To Outsource Or Develop In-House Resources?」を翻訳した内容です。

This article on Columns: Industrial Strength first appeared on Search Engine Land.
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書かれているメリット・デメリットはおおむね賛同できる内容でした。記事でも書かれているように100%アウトソースかインハウスか、という形でなくとも部分部分で使い分けていくやり方もあるとは思います。ある程度規模感があったり、ネット関連でスタッフの知識が高い企業であれば内製化できる作業はできるだけ内製化した方が良いとも思いますが。SEO会社がいうのも何ですが 汗

同時に、一定以上の知識や労力が必要でアウトソースした方が効率的、、、と思われる時は無理に社内でするよりアウトソースした方が良いとは思いますけどね。後はアウトソースするにしても内製化するにしてもメリット以上にデメリットもあるわけですから、そのデメリットをいかに最小化できるかという辺りもキーポイントになってくるかもしれませんね。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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