リスティング広告におけるロングテールキーワードの探し方

公開日:2010/5/26
執筆者:阿部 圭司

ロングテールキーワードはリスティング広告運営に関わらず、SEOにも大きな成果をもたらす施策の一つであり、検索エンジンマーケティングを語る上では欠かせない施策の一つとなります。

ロングテールキーワードについては主要となるキーワードよりも、CPC(クリック単価)を比較的安く抑えることができ、CPA(顧客獲得単価)も比較的安く抑えられる傾向があります。

今回はリスティング広告におけるロングテールキーワードの探し方を書き出したいと思います。

ロングテールキーワード選定方法

ロングテールキーワードは少々探しにくいキーワードの一つかもしれませんが、様々なキーワードツールを駆使することで明確にロングテールキーワードの選定が可能です。

AdWordsキーワードツール (キーワード利用)
AdWordsキーワードツールはみなさんも常時使用していることと思いますが、これだけでも様々な類語やロングテールキーワードを探し出すことが可能です。しかしながらAdWordsキーワードツールは主要キーワードを探す方に分がある印象もありますので、あくまで主要キーワードを洗い出すついでにロングテールキーワードを探し出す、といったような印象で使用するのがベターな使用方法となります。
AdWords

AdWordsキーワードツール (URL利用)
あまり利用している方を見かけることはありませんが、AdWordsキーワードツールにはリンク先URLを入力して、そのリンク先URLから関連のあるキーワードを探し出してくれる機能があります。こちらの場合、通常のAdWordsキーワードツールを使用した場合よりも、少しことなるテイストでキーワード導き出してくれる場合が多いため、ロングテールキーワードの探し出しにはもってこいの機能です。
AdWords-URL

ワンダーホイール
特定のキーワードからの波状を可視化してみることができる大変便利なGoogleのツールになります。ワンダーホイールの強みはなんといっても特定のキーワードから波状されるキーワードを順次追って表示させていくことにあります。こればかりは使用してみないと分かりにくい部分もあるので、特定のロングテールキーワードがあれば、ワンダーホイールに入力し是非試してみましょう。
wonder-wheel

類語.jp
株式会社言語工学研究所が提供している、類語を比較的簡単に選出してくれるキーワードツールです。オーソドックスな類語を導き出すには一番優れているキーワードツールだと思います。特に学術表記など、一般的にあまり知られていない言葉の同義語などの抽出には重宝します。
ruigo
※無料で使える回数が制限されており、その後は有料となります。月840円~となります。

キーワードウォッチャー
株式会社クロスリスティングが提供している唯一、ユーザーのリアル検索データを取得できるキーワードツールです。キーワードウォッチャーの優れている点はユーザーの検索したミニマムなデータをも確認できるところです。個人的にキーワードウォッチャーの魅力はロングテールキーワード作成時にあると考えており、主要のキーワードを入力すれば、想像も付かないようなキーワードでユーザーが実際に検索していることが具体的に見ることができます。
Keywords
※月20回まで無料ですが、月額2,100円~500回まで使用可能です。
※有料会員になると、かなり細かいデータまで取得できます。

この他にも様々なキーワードツールが存在しますが、大よそは今回ご紹介したキーワードツールで網羅できます。それぞれのツールに癖や特徴、メリットがあり、これがMustだなんてことはなく、様々なツールを様々な用度に合わせて、独自で一番使いやすい方法を導き出してみてください。

リスティング広告におけるロングテールキーワードの探し方:まとめ

ロングテールキーワードは通常のキーワード選定とは若干ことなり、視点を大幅に変更し選定していかなければなりません。また、必要、不必要の判断に限っては担当者が必ず目を通さなくてはいけませんので注意してください。

全く関連性の無いキーワードを登録して”ロングテールキーワード”だ、なんてことにならないように。。。

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