アドセンスで1ヶ月2万円稼ぐための13のルール

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少し前に、SEO Japanさんのアドセンス記事が注目を集めました。

内容は興味深く否定するつもりはありませんが、日本国内においてアドセンスのみで1日2万円というとあまり現実味を感じない人が多いのではないでしょうか?企業で運営しているサイトならともかく個人単位では(特に副業感覚では)難しいレベルではないかと思います。

という訳で今回は、「1ヶ月2万円稼ぐためのルール」と題して、日頃私がアドセンスを運用する場合に注意している点をまとめてみました。かなり基本的なものも含まれていますが、少しでもお役に立てれば幸いです。

1.目標設定をする

どんな場合においてもそうですが、目標設定は大切です。アドセンスの場合も例外ではありません。アドセンスの場合はeCPMを利用すると目標が立てやすくなります。サイトのテーマ(ジャンル)によってeCPMはある程度一定になるからです。

ここでは、eCPMが500ぐらいのサイトで月2万円を稼ぐ場合を考えてみましょう。検索エンジン経由のユーザーが多いサイトであれば、eCPM500というのは現実的な数字ではないかと思います。

eCPMが500で、月2万円稼ぐということは、月間の表示回数が40000必要です。1日にすると1300ほどになります。1日あたり1300PVであれば十分に可能な数字ではないでしょうか?

まずはeCPMを軸にして、1ヶ月の目標金額とその金額を達成するためにはどのくらいのアクセスが必要であるかを認識しておきましょう。

2.誤クリックは狙わない

アドセンスで稼ぐというと、いかにユーザーに広告をクリックさせるかに主眼が置かれがちですが、誤クリックを狙うのはやめましょう。

これは、何もきれいごとを言っている訳ではなく、Webサイト全体で誤クリックが増えてアドセンスの費用対効果が悪くなると、最終的には掲載側も損をすることになるからです。

誤クリックが増えると、成果が上がらないために広告主は広告のクリック単価を下げたり、出稿を控えたりするようになるでしょう。誤クリックの誘発がまわり回って、アドセンス広告を掲載しているサイト運営者に返ってくることになります。

3.テーマの選び方

AdSenseで稼げるサイトを作る場合、クリック単価が高いテーマを選ぶ方法と単価は低いけどクリックされやすいテーマを選ぶ方法があります。

競合が激しいキーワードにおいて、アクセスを集める自信がないのであれば、単価は低いけどクリックされやすいテーマを選ぶことをおすすめします。

これは、アクセスの多い方が効果測定をやりやすいからです。

どんな広告の掲載方法がクリック率が高いかを出来る限り正確に測定するためには、表示回数の多さ(分母の大きさ)が必要になってきます。クリック単価の高い広告の場合は、アクセスを集めることが難しく正確な効果測定が困難です。

4.広告がクリックされやすいコンテンツを作るには?

一般にサイトを訪れたユーザーが求めている情報と広告の内容が一致すればクリック率は自然と高くなります。例え、コンテンツに関連する広告であっても、ユーザーが求めているものと違っていればクリック率は高くなりません。

例えば、SEOブログの場合で考えてみましょう。SEOブログを訪れるユーザーの多くは、SEOに関する無料で手に入る情報を求めています。一方、アドセンスで表示される広告はSEOの有料サービスが中心です。関心は一致しているものの、欲求が一致していないためクリック率は低くなりがちです。

では、どんなコンテンツであればクリック率は高くなるのでしょうか?

アドセンスで稼ぐことを主眼におくのであれば、広告に合わせてコンテンツを作成すればクリック率を高めることが出来ます。あるテーマにおいてどんな広告が表示されやすいかを調べて、それに合わせてコンテンツを作るのです。

一つ例を挙げてみます。今、SEOブログやWeb関連のブログを訪れると、AdWordsの無料クーポンの広告をよく目にするのではないかと思います。これは、これからAdWordsを始めようと思っている人の欲求に一致する広告です。

なので、「AdWordsの始め方」といったコンテンツを作成し、”AdWords 始め方”といったキーワードで最適化させてユーザーを誘導させれば高いクリック率が期待できることになります。

なお最終的には、ターゲットとするキーワードの検索回数や競合などを見て、ユーザーを集めやすいかどうかを判断する必要があります。

5.背景色、フォントの色を合わせる

コンテンツ内で使用しているフォントの色および背景の色と、アドセンスで使用するフォント、背景の色を合わせるようにしましょう。

サイトの構成によっては、広告の背景色を目立たせた方がクリック率が高くなるケースもあるのですが、ほとんどのケースにおいて、コンテンツと広告の背景色・文字色を合わせたほうがよいでしょう。

6.文字の大きさ

これも基本的なことですね。コンテンツ内で使用している文字の大きさとアドセンスのテキスト文字の大きさを、同じかまたは出来るだけ近い大きさにします。

コンテンツ内の文字と広告の文字の大きさが、あまりにも違いすぎると違和感があり、クリック率が下がってしまいます。

7.面積の広い広告を利用する

なんといってもクリック率の高い広告は、面積の広いタイプのものです。特に、コンテンツ直下のレクタングル大は最強です。

基本的には、コンテンツ直下のレクタングル大、サイドバーのワイドスカイスクレイパー、ヘッダーやフッター近くのビッグバナーといった構成での掲載が効果的です。

8.インデントを合わせる

コンテンツ直下にレクタングル大を設置している場合に有効な手法です。コンテンツ内の文章とアドセンスのインデントを合わせるようにしましょう。

インデントがずれている場合に比べると、わずかですがクリック率は高くなる傾向にあります。

9.チャネル設定

チャネルは全ページに設定しておくようにしましょう(ブログの場合はこの限りでない)。効果測定をしてトライ&エラーを繰り返していくという行為はアドセンスの収益をアップさせる上で欠かせません。

チャネルの設定をして一定期間が経過したら、チャネルごとの収益をチェックしてみましょう。ここで特に注目すべきはeCPMです。

10.eCPMの高いページへの流入を増やす

チャネルを設定して効果測定をしてみると、eCPMの高いページと低いページが出てくるのではないかと思います。

eCPMの高いページというのは、クリック単価が高い、もしくはクリックされやすい広告が表示されていると考えられるので、eCPMの高いページへのアクセス数を増やせば、効率よく収益を高めることが出来ます

具体的には、eCPMの高いページの外部リンクや内部リンクを増やして検索順位を上昇させたり、ページ内のコンテンツ量を増やして流入ワードを増やしりたりすることでアクセスアップを図ることが出来ます。

リンクについては、以下のページを参考にしてください。

11.eCPMの低いページの改善

eCPMが低くなる一番の原因は、ユーザーが求める情報にマッチする広告が表示されないことにあります。こういったページは、そのページで収益をアップさせることは考えずに、直帰率を下げることに専念しましょう。

コンテンツ直下に関連リンクなどの項目を設けて他のページにユーザーを誘導させることを考えます。関連するページでeCPMの高いページがあれば、そのページに誘導させることで高い効果が期待出来ます。

12.A/Bテストによる効果測定

どちらの広告フォーマットがクリック率が高いかを出来る限り正確に測定したい場合があります。こんなときに役に立つのがA/Bテストです。

アドセンスのA/Bテストとは、フォーマットAとフォーマットBの広告を50%ずつの割合でランダム表示させる手法です。アドセンスのコードの一部を編集して、JavaScriptを使ってランダム表示を実現させます。

「アドセンスのコードを編集」という部分に反応された方も多いかもしれませんが、これはAdSense Blogで公式に認められている方法です。

日本語での公式ページはないのですが、、アドセンスのオンラインセミナーで担当者に直接質問したところ、上記ブログで紹介されている方法であれば日本でもOKとの回答を頂きました。私も何度かコードを直接編集してA/Bテストを実施したことがありますが、特に警告などを受けたことはありません。

※但し、コードの編集は慎重に自己責任でお願いいたします

13.不快な広告をフィルタリング

ときおり、少々不快とも思える広告が掲載されることがあります。例えば、転職情報を掲載しているようなサイトに、「楽して金儲けが出来る」といった内容の広告が掲載されるようなケースですね(副業系のサイトであれば問題ないでしょう)。

こういった広告が一つでも含まれていると、他の広告へのクリック率に影響を及ぼす可能性もあります。また、サイト自体の品位を下げることにも繋がるでしょう。こうした広告が表示され続ける場合は、フィルタリングしておきましょう。

アドセンスの管理画面において、「AdSense設定」→「競合広告フィルタ」から設定することが可能です。

13+α.認証ページの設定

アドセンスでは、自分のアカウントで広告の表示を許可するサイトの URL を指定することが出来ます。

まったくの第三者が、悪意をもってあなたのアカウントタグの入った広告を、別の違法なサイトに貼りつけるような嫌がらせを防ぐ目的があります。いわゆるアボセンス対策のひとつで、設定しておいて損はないでしょう。というか設定しておくことをおすすめします。

アドセンスの管理画面において、「AdSense設定」→「許可サイト」から設定することが可能です。

このブログについて

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2010 年 4 月 26 日 |

カテゴリー:adsense

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