SEOにおける被リンクの効果を一つの画像にまとめてみた

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効果的な被リンクの獲得方法はそれぞれの状況に応じて異なります。被リンクの対策に時間が取れる人もいれば、時間はないけどお金なら出せる、という人もいるでしょう。立場が違えば行うべき対策も違ってきて当然です。

そこで、どんな被リンク対策があって、その対策にはどの程度の効果があるのか、そしてその対策を行うためには何が必要となるのかを一目でわかる図を作成しました。あくまで目安程度ですが、リンク対策の助けになればと思います。

内容が「リンクについて知っておきたい13項目」と重複する部分もありますが、ご了承ください。


分布図の説明

この分布図は被リンクの効果と、その被リンクを獲得するために必要な時間、費用、技術力を表した図です。

  • 各楕円の大きさは被リンクのSEO効果を意味します
  • 縦軸は施策に必要な技術力(スキル)を示しています
  • 図の右側にいくほど、施策に時間がかかることを意味します
  • 図の左側にいくほど、施策に費用がかかることを意味します

誰でも手軽に出来る施策

最も手軽に出来る施策は、ブログパーツの貼り付けと無料ディレクトリへの登録です。ディレクトリ登録は、登録先を探したり、登録したりするのに若干時間を取られますが、ブログパーツの貼り付けであれば、すぐに出来るでしょう。

被リンクを獲得出来るブログパーツには、あわせて読みたいYahoo!ログールなどがあります。

但し、どちらの施策も被リンクの効果は非常に小さく、トラフィックもほとんど生みません。

プロフィールページからのリンク

ソーシャルニュースサイト(Buzzurlなど)には、通常、プロフィールページ(以下、プロフ)が用意されています。このプロフには自分のサイトやブログのURLを登録出来ます。

ソーシャルニュースサイトに登録して、プロフにサイトやブログのURLを記載しただけでは、ほとんどSEO効果はありません。あくまでソーシャルサイトの中で、記事をピックアップしたりコメントを書いたりして、活発に活動する必要があります。そのため、図ではやや右上に位置しています。

アンカーテキストが自由に指定出来ずにURLになってしまうソーシャルニュースサイトが多いことが難点ですが、利用して損は無いでしょう。

また、そのソーシャルニュースサイト内で活動次第では、プロフ経由でのトラフィックも期待出来ます。

サテライトサイトの作成

時間はかかりますが、サテライトサイトからの被リンクは大きな効果があります。「無料ブログを最高のサテライトブログに変えるための手順書」で書いたような形で運用していけば、無料ブログをサテライトにした場合でも十分な効果を実感出来るはずです。

注意すべきは、被リンクの効果を維持するためにはサテライトの更新を続ける必要がある点です。特にサテライトサイト自体の被リンクが少ない場合は、更新をやめたときの影響がより大きくなります。

有料リンクがお金を投資し続ける必要があるのに対して、サテライトサイトは時間を投資し続ける必要があるということは頭に入れておきましょう。

相互リンク

相互リンクの円が、図のやや上方に位置していることを意外に感じる人も多いかもしれませんが、効果のある相互リンクを実現するためには、”技術”が必要です。

ここで言う相互リンクの技術には2つあります。一つは相手を見極める力、もう一つは相互リンクを上手に依頼する力です。

どんな相手と相互リンクをしても効果がある訳ではありません。最低限、自分のサイトと関連性のあるサイトで、さらにリンク集が整備されているサイトである必要があります。

また、最近は相互リンクという行為自体が廃れてきているので、テンプレートの依頼メールを出しても梨の礫であり、数年前に比べると相互リンクの実現が難しくなっています。こういった状況の中で、相手が自分のサイトにリンクを張りたくなるような依頼メールを出せる力が必要になってきます。

相互リンクのメールの書き方については、京都SEO松尾さんの「「相互リンク依頼」に使えるメールテンプレート作成法」jを参考にしてください。

有料ディレクトリへの登録

有料ディレクトリには様々な種類がありますが、ここではYahoo!カテゴリとその他の有料ディレクトリ(クロスレコメンド、Jリスティングなど)に分けています。

Yahoo!カテゴリがその他のディレクトリサービスに比べて審査が厳しいことから、やや上方に位置しています。

ヤフカテの被リンク効果については賛否の分かれるところではありますが、以前ほどの優位性は無く、その他の有料ディレクトリよりやや高い程度だと考えています。

有料リンク

残念ながら(?)有料リンクは現在のところ大きな効果を持っています。アルゴリズムで有料リンクかそうでないかを完全に判断することは不可能に近いでしょうから、今後もこの状況は続くでしょう。

高いSEO効果を期待出来る有料リンクですが、デメリットも存在します。下記に挙げるようなリスクがあるということも理解しておきましょう。

  • リンクを維持するためにはお金を払い続ける必要がある
  • サービス提供側の不測の事態(廃業など)により被リンクを一気に失う可能性がある
  • 検索エンジンからスパム判定される可能性もある
  • 多くの有料リンクはトラフィックが期待できない

有料リンクの購入を奨めるものではありません。もし、購入を検討する場合はデメリットを理解した上で自己責任でお願いいたします。

ナチュラルリンク

ナチュラルリンクとは、その名の通り自然に張られたリンクのことをいいます。他人のブログからのリンクはもちろん、ソーシャルブックマークやQ&Aサイトからのリンクもナチュラルリンクと考えることが出来るでしょう。

ナチュラルリンクは検索エンジンからの評価も高く、トラフィックも運んでくれる優れものです。このナチュラルリンクを獲得することが、被リンク対策における理想形なのですが、自然にリンクを張られるようなコンテンツを作ることは簡単ではありません。

まとめ

最大の被リンク対策は、注目を浴びるようなコンテンツを作って自然にリンクを獲得することです。

サテライトサイトからのリンクや有料リンクに効果あることは事実ですが、こればかりに頼っていてもいけません。有料リンクは費用を投資し続ける必要があり、サテライトは時間を投資し続ける必要があります。

この呪縛から逃れるためには、ナチュラルリンクを獲得出来るようなコンテンツを作るしかありません。良質なコンテンツ作りの模索は続けるようにしましょう。

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2010 年 3 月 1 日 |

カテゴリー:seo

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