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アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」

IMP、CV、CPA…だけでは物足りない
SEMの成果向上に活用したいひとひねり指標


 リスティング広告、SEOといったSEMの運用で重要なのが「指標の選定」だ。一般的にはインプレッション数、コンバージョン数、獲得単価などが用いられているが、それらを使った運用に行き詰まりを感じている方も多いのではないだろうか。今回はそんな方に向け一風変わった指標をご用意した。更なる成果向上を勝ち取るための考え方の1つとして参考にしていただければ幸いである。【バックナンバーはこちらから!】

一味違う3つの指標

 今回ご紹介するのは「優良ユーザー獲得数」「リスティング広告依存率」「SERP(Search Engine Result Page)バランス値」の3つである。優良ユーザー獲得数はキーワードの貢献度をこれまでと少し変わった観点で測る指標、後の2つはリスティング広告とSEOをセットで捉え、全体として最適なバランスを探るための指標となっている。これまでと少し違った角度からの分析の一助としていただきたい。

優良ユーザー獲得数

概要

 各キーワードでサイトへ流入し、かつ「2ページ目以降へ遷移」したユーザーの数。

算出単位

 キーワード単位

算出法

 (自然検索からの流入数リスティング広告からの流入数)×(1直帰率

活用法

 キーワードの貢献度を測る指標として活用。貢献度を測る指標としてはコンバージョン数がよく使われるが、コンバージョンへ至るまでのページの遷移などが変動要因となり、キーワード自体の貢献度がぼやけてしまっていることも考えられる。「2ページ目以降へ遷移」といったよりシンプルな判断基準で貢献度を測れるのが本指標の特徴である。

応用例

 優良ユーザーを「リピート顧客数」と定義するなどの応用が可能(ただしリピート顧客数を取得できるWeb解析ツールを使用している必要あり)。また、キーワードごとの総流入数で割ることで「優良ユーザー獲得率」を算出し、キーワードの質を見定める指標とすることも可能。

使用上の注意

 次ページの遷移を前提としていない専用LP(ランディングページ)を用意している場合は活用の対象外となる。(次ページへ続く

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この記事の著者

高木 龍平(タカギ リュウヘイ)

株式会社アイレップ グローバルオペレーショングループマネージャー。1976年生まれ。2000年早大理工卒業後、EDSジャパン(現 日本HP)を経て2005年アイレップ入社。各種マーケティングツールの開発、Web解析業務に従事した後、現在は海外へのソリューション提供を画策中。 

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/05/18 12:15 https://markezine.jp/article/detail/7175

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