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Yahooアルゴリズムアップデートによる変化と対応

asotetsu2009-09-14

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Yahooアルゴリズムアップデートによる変化と対応

Yahooスタッフブログでも発表があり、日本のほうでYahooアルゴリズムアップデートがあったようです。


まあ、毎度毎度大騒ぎなわけですが(トホホ)。

Yahooは割合と抜け道がある割に、評価のウェートをダイナミックに変えますから、翻弄されますよね。

今回の変更は、まだ良く分からんですが、前のアルゴリズムアップデートの修正があったかもなー、というか。

オーソリティサイトが有利になったような気がします。

大変動の理由は、たぶん、いくつかのタイプのリンクの評価が下がったんですヨ。それに対して、前に相対的に下げたリンク評価が上がったから、順位が戻ったようなところもあるみたいです。

憶測はこれくらいにしまして。


一部の人の煽りを真に受けない

業者さんはあんまりあーだこーだと読者を不審にさせるようなことを発表して煽るのはヨクナイと思いますヨ。

プロだってワケわかんないと思いますネ。まあボク程度では。

ボクもサイトは500サイト以上GRCに入れてますけど、変化はホントさまざま。

なので、ちょっとヒント出します。


自分で調べるコツ

えとね、業者の発表なんて頼らないで、自分でGRC入れて、ライセンス料払って、100サイト以上の順位チェックやると良いです。

自分の気にしてるビッグワードと組み合わせね。

流入のないキーワードの順位は入れないこと。ワケわかんなくなるから。

自分の業種ではないところで、競合多いワードも監視しておきます。

監視するサイトは、ホントは自分で内部とかソースとか被リンクとか分析したサイトが良いんですけど、荷が重いと思うので、とりあえずは順位チェックだけ。あと、被リンクとGooglePRと上位百位追跡のチェックもね。


ちなみに、順位チェックツールでチェックするのは、あんまり検索エンジンに負荷がかかりすぎないように。
ま、禁止しているので、同じIPでチェックしてると受け付けなくなります。


幅広く順位チェックをやると、Yahooとかの発表前の変動も分かります。また、自分のところだけが下がったのかとかも分かりますから、まだ世間の様子が見えてきます。

自分のサイトだけ見てるとワケが分からなくなりますからね。


アルゴリズムが変わったのか、フィルターか

アルゴリズムアップデートで順位が大幅に下がると、ペナルティか?という大騒ぎになると思います。

でも、まず疑うべきは評価ウェートが変わったのでは?ということです。

ペナルティというのは、減点という話ですが、むしろ良くあるのが、今までの加点ポイントが無くなった、ケースです。

例えば、特定のパターンのリンクが高評価だったのが、Yahooが気づいて、そのタイプのリンクの評価を1/10くらいにするとか。マイナスにすることはほぽないのですが、加点が減らされるのはあります。

これだとあっという間に急落します。そのときどうすべきかというと、この場合は、リンク評価点が減った分、別なタイプのリンクを増やして点数を上げねば、となるわけです。


次に疑うのは、フィルターです。まあ、これも正式名称ではないので、いわゆるTDPとかね。

ボクはこれは個人的に「検索エンジンによる地雷敷設」と捉えています。

評価上げの策はいろいろありまして、下げる策はないはずなので、今までやり放題だったんですね。ところが、特に最近のYahooさんは、コーディングなどで特定のパターンを取ると評価ダウンをするようになったなあと。

どうも、評価ダウンするポイントがありまして、その存在が強く疑われるわけであります。ま、それを、フィルターといったり、人によってはTDPといったり、ボクは個人的に地雷と認識しています。シカケとしては、なんだか地雷っぽいでしょ。踏むと落ちる。だから地雷のイメージで捉えるといいなと個人的に思っています。

これは正直、何が地雷になるか分かりにくいです。

ただ、いかにもSEOっぽいコーディングを修正すると順位が戻ったりするので、そういう地雷がセットさせているっぽいなあと思うんですネ。

分かりやすい地雷で言うと、yahooだとtitle属性かな。あと、yahooだと、アフィリエイトリンクとか、yahooショッピングへのリンクが続いているとかすると不利なこともあると思います。また、画像のaltをキーワードだけにして、すべてのaltを同じにすると高い確率でGoogleで順位下がりますヨ。今もたぶん。ここら辺は正直なところ仮説の仮説になってしまいます。

これが原因か?と考えながら、1個ずつ検索エンジンの反応を見ながらチマチマ直していくことになります。


このときの地雷探しの考え方は、検索エンジンから見て、このコーディングは減点するにしかるべき理由があるかということです。それから判別ポイントがあるかとか。


最後に疑うのは手動のペナルティです。インデックスから消えたら、それはペナルティです。最近のYahooは、インデックスからは削除していないけれども、メインワードで検索で出てこないようにするとか言うのが出来るみたいです。よく分からないところですが。


というわけで、最近は、妙なペナルティやら、妙なフィルターが散見されるので、判断が難しくなってきています。


最後に。

順位変動が起きても1-2週間は様子を見る

これは大事です。順位変動中に何かしないことです。

なぜかというと、勝手に直ったものなのに、自分で直した気になるから。

これを積み重ねていくと、妙な理論をもったSEOマニアの出来上がりです。

自分の中の因果関係の判断材料が狂ってしまうんですよ。

で、あるとき、今まで積み重ねたことが通用しないと騒ぎになるわけですが、今までの積み重ねていたのがおかしかったんですね。


こちらのサイトもそういう方針を貫かれています。

【参考】(パシフィカスさん)

こういった場合の対処法は「静観」が一番効果的です。

http://www.jweb-seo.com/blog/wordpress/2009/09/14/711


まあ、下がった方には「静観」って難しいことではあるんですが。



written by asotetsu Sep 14, 2009