2009年5月半ば、Googleは様々な動きをしています。
サーチウィキ、検索ツール、ウェブマスターツール、Android。
毎日毎日リリースが出ているのではないかという賑やかさです。
そんな中で、陰に隠れてしまったようなYahoo!ですが、
まだまだ日本ではシェアはありますので、もちろん無視できるわけではありません。
むしろ、Googleの賑やかなニュースでこれまでのSEOを忘れてしまうわけには行きません。
ここ数日でYahoo!が大きく変動しているものがあることにお気づきの方もいらっしゃると思います。
上位から突然消えたと思ったら翌日戻り、戻ったと思ったらまた消える。
インデックスがなくなったと思ったらインデックスされて、すぐまた消える。
などなど。
弊社でも多くのキーワードやインデックスの状況などを追いかけていますが、
ここ数日は大きく揺れ動いている状態です。
もちろんそれらは一部であって、平穏無事なものが大半ではあります。
何かの前触れなのか、そこは不明です。
ただ、Yahoo!はここ最近で変化してきていることは確かだと思われますので、
最新のYahoo!のSEOで注意しておきたい点をピックアップしたいと思います。
なお、ここで上げる例は弊社調べの一般的な例であり、
キーワードやウェブサイトによって状況は異なるのでご注意ください。
●キーワードはなるべく絞る
特にLP単位でのキーワードはなるべく絞った方がいいようです。
かつては、トップページで4ワードも5ワードも対策していたこともありますが、
ここ最近(と言っても結構前ですが)キーワードを絞っていかないとなかなかランクが上がりにくくなっています。
これは、キーワードとコンテンツテーマの適合具合をより詳細に見てきていると言えるかもしれません。
キーワードにすればtitleにも入るでしょうし、そうなればhxに入るかもしれません。
もちろん、普通はそのページやコンテンツのメインテーマになるものでしょう。
キーワードを多くするとこのバランスが崩れやすくなります。
単純にキーワードはtitleにとか、そのアンカーテキストでリンクをとか、それだけの単純なことに留まらなくなってきていると言えるでしょう。
もちろん、このハードルを越えて、難易度が高いキーワードで多くのワードで上位表示している例もあります。
ただ、一般的にはキーワードは絞ったほうが効率的であることは間違いないと思います。
●過剰なキーワードの詰め込みをしない
具体的な数値は控えさせて頂きますが、過剰なキーワードの詰め込みはやや大幅なランクダウンを招くことが多くなっています。
一桁に居たはずなのに、30位とか40位台になったなど、インデックスからは消えていないければ大幅ランクダウンしたという場合は一度チェックしてみると良いかもしれません。
無理なキーワードの詰め込みは危険と言えるでしょう。
単純にページの中でというだけでなく、サイト全体とか、各タグの中でなど、いろいろな基準がありそうです。
いずれにしても、自然な形でキーワードを記述するというのが大切だと思います
●Yahoo!カテゴリ登録の難易度上昇
これまで以上にコンテンツのオリジナル性や、ユーザビリティなどを見られるようになりました。
一部では、ページ遷移で別ウインドウで開くためNGという理由まで見られました。。。
その分、重要度が増すとも言えますが、審査費用は無料ではありませんので、
登録基準に達しているかどうかは慎重に判断する必要がありそうです。
こちらは一例だと思いますが、これまで比較的Googleよりも対策しやすいのではないか?と思われていたYahoo!も色々と対抗策をとって来たように思います。
今までGoogleもYahoo!も同じ対策でほぼ大丈夫という感もありましたが、
このような変更が繰り返されることで、別々の対策をする、場合によってはYahoo!用サイトとGoogle用サイトとか作らなければいけない時が来るかもしれないと思ったりします。(それが本来意味があるかどうかは別として)
Googleに様々なリリースが出ている陰でYahoo!もSEO対策への対抗策を着々と行っている感じもしますので注意が必要ですね。
どちらの検索エンジンも「ユーザーに好まれる良質なサイト」を作ることが最も重要であることには変わりないと思いますが。
【木村 賢】