確かに気になるところですね。これは検索ユーザーにとっては、検索結果で検索クエリとの関連性の判断材料になるので、サイト運営者は、この仕組みを理解してコントロールすることはとても重要です。
GoogleとYahoo!の検索結果のタイトルや説明文の生成方法は、以下の通りです(2008年12月現在)。
- 検索結果タイトル
- HTMLファイルのHEAD部に記載されるタイトルタグ、DMOZのタイトル
※ページにタイトルが付いていなかったり、Google がそのページの全コンテンツをクロールしていない場合などは、URLが表示されることもある - 検索結果説明文
- DMOZの説明文、メタdescriptionタグ内の文章、ページ内に含まれる検索キーワード前後の文章(KWIC[KeyWord In Context])
Yahoo!
- 検索結果タイトル
- HTMLファイルのHEAD部に記載されるタイトルタグ、他サイトからの紹介内容やリンク名、Yahoo!カテゴリに登録されているタイトル
- 検索結果説明文
- Yahoo!カテゴリの説明文とページ内に含まれる検索キーワード前後の文章、メタdescriptionタグ内の文章とページ内に含まれる検索キーワード前後の文章
Yahoo!のタイトルの、「他サイトからの紹介内容やリンク名」ですが、弊社のテストによると間違いないようです。HEAD部に記載されるタイトルタグでも、Yahoo!カテゴリに登録されているタイトルでもなく、リンク元のアンカーテキストが検索結果上のタイトルとして表示されました。同じ内容のテストを何度か行いましたが、同じ結果でした。アウトバウンドリンクでも、インバウンドリンクでも同じです。
テスト結果。※なぜか説明文はいづれも表示されません。検索クエリと関連性のあるキーワードが、そのページ内に無いからでしょうか
ほとんど隠れているので伝わりにくいと思いますが。テスト方法を簡単に説明すると、あるページを作成し、そこへある意味のない(検索しても検索結果に1件も表示されない)キーワードでテキストリンクを設置し、リンクコントロールを行いながらモニタリングします。
まれに見るこのような検索結果のタイトルは、もちろん中にはバグもあるでしょうが、Yahoo!の検索結果タイトル生成ルールとして正しく表示されていることになりますね。
今後もこのタイトル・説明文の生成方法は、検索エンジン各社によって常に改良されていく(変化していく)と思われます。検索結果で検索ユーザーにアピールできる重要な要素ですから、サイト運営者は定期的に最新情報を把握していくことが重要です。自分のサイトが、どんなクエリでどのようにGoogle・Yahoo!の検索結果に表示されているのか、自社のビジネスモデル上重要なキーワードをいくつか使って、定期的に検索してみるのもその変化に気づく一つの方法かもしれません。
検索結果の説明文として望ましくない文言が表示されていませんか?
http://ameblo.jp/ca-seo/entry-10073565357.html
meta keywordsの設定|SEO講座in アメブロ#2/
http://ameblo.jp/ca-seo/entry-10080651579.html
meta descriptionの設定|SEO講座inアメブロ#3/
http://ameblo.jp/ca-seo/entry-10080682360.html
headタグ内の記述について|SEO講座inアメブロ#4/
http://ameblo.jp/ca-seo/entry-10080875846.html
検索結果の見方
http://www.google.co.jp/support/bin/static.py?page=searchguides.html&ctx=results
検索結果に表示されるタイトルやサマリーの変更
http://info.search.yahoo.co.jp/archives/002868.php
(三澤直哉)