煽りっぽい文章を書くのが苦手な人のためのリンクベイトの3つの方法

 
リンクベイトとは、すごく大雑把なまとめ方をすると
リンクを集めるためにいろいろと工夫をすること、
その工夫の結果できた成果物を指します。

煽りっぽいタイトルを書く、目にとまりやすいようにタイトルに数字を入れる、
極端な内容にして議論を巻き起こす、楽しい・悲しいなど感情に訴えかけるような
コンテンツを作るなどなど、いろいろな手法が議論されています。


この記事では、人を動かす感情に訴えかけるような文章を書くのが
苦手という人に、リンクを集めるためにどのようにコンテンツを
作ればいいのかを3つのポイントに絞って紹介します。



1.早めに公開する

とにかく早く新しいネタを提供します。
他のサイトよりも早くコンテンツをアップすれば、
それだけ多くの人に見てもらいやすくなります。

最近発表されたニュースはすぐに多くのサイトが記事として
紹介していきますので、若干クオリティが落ちてでも
スピード重視でアップしたほうが、アクセスを呼び込みやすいかと思います。


スピード重視して早めに公開した事例

私が過去に試してみた例としては、以下のようなものがあります。


1. GoogleのSEOスターターガイドの翻訳 - ソーシャルメディアマーケティング SMM.jp

先日アップした記事。とりあえず一番最初に翻訳して公開してみようと思い、
Googleのブログで発表された日の夜にアップしました。

まだ公開からあまり時間が経っていませんが、このブログの
記事の中では圧倒的にアクセスが多いページになりそうです。


2. SBM研究会...live blogging

SBM研究会というイベントのレポート。

ほぼリアルタイムで、1つの講演が終わるたびに
終了とほぼ同時にメモをアップしていました。

その日のうちにたくさんリンクやブックマークをしてもらえたようです。
今見てみたらページランクが4になっています。
特にそこから何か利益が出たりするわけではないのですが、
1日で作ったページの割にはよい結果だと思います。



2.新しいキーワードを見つけて、他にない情報を公開する

上記と重なる部分がありますが、まだ他にない情報を提供すると
それを調べていた人のサイトからリンクを貼ってもらえます。

検索したときに、ほとんどそのキーワードについて
解説しているサイトが存在しないときが狙い目です。


あなたがそのキーワードに関連したコンテンツを作れば、
それが検索エンジンで上位にヒットして調べている人に見てもらえます。
他に情報がないので、結果としてあなたのサイトにリンクが集まります。


新しいキーワードを見つけてサイトを作った事例

私が作った例としては以下のようなものがあります。


1. このブログ
「ソーシャルメディアマーケティング」にテーマを絞った
ブログは国内におそらくまだなかったので作りました


2. ソーシャルレンディングのブログ
「ソーシャルレンディング」のブログがなかったので作ってみました


まだ作ったばかりで、いずれもあまりリンクの数は集まっていませんが、
関連している情報を扱っているブログなどから少しずつリンクを貼ってもらっている
ようです。


なお、この手法にはリンクがもらえるという以上の大きなメリットがあります。

そのキーワードを調べている人からメールなどで連絡がもらえて、
情報交換したり、会って知り合いになれるというメリットです。

これによって、そのテーマについてより詳しく勉強できるだけでなく、
その業界がどれくらい進んでいるのかなどのネットで検索しても
わからない情報や知見を得ることができます。

連絡をくれるのは新しいテーマを勉強していたり、実際にビジネスに
しようとしている方々なので、非常に情報感度が高くて刺激になります。

さらに、ブログがきっかけでそれが仕事になったり、本や雑誌などの
お手伝いをさせていただく機会をいただいたりもすることもあります。

メリットがたくさんあるので、私は上記であげたブログ以外にもいくつか作っています。



この手法のポイントは、キーワードをいかに早く見つけるかという点です。
とにかく新しいものに興味を持ったら調べてみて、よさそうなら
サイトを立ち上げてみることをオススメします。


インターネット系の新しい話題を見つけるのであれば、
Techcrunch Japaneseブログヘラルドなどが参考になります。

Diggやdel.icio.usなどの人気のトピックの見出しだけでも読んで、
流行しそうなものを推測するのもいいと思います。



3.参照しやすいようにまとめる

特に新しい情報を自分で追加しなくても、既にある情報を
まとめてサイトにアップしておくことでリンクを貼ってもらいやすい
ページを作ることができます。

見ている人に
「あとでまた使うかも」 「あとでゆっくり読もう」
と思ってもらえるようなまとめを作りましょう。


よく見かける例としては、

何か事件や論争が起きたときにそれに関連したことを時系列にまとめるサイト
役に立つ便利なツールをたくさんまとめたページ

などがあります。

たくさん並べて、1ページあたりの分量を多めにしたほうがリンクを貼ってもらいやすいかと思います。



参照しやすいようにまとめた事例

過去に以下のようなものを作成しました。

無料動画サービスのリンク集


このサイトはYouTubeが買収された後くらいに作ったのですが、
とにかくたくさんのサイトを掲載していたのがよかったのか、
ブログやQ&Aサイトなど、いろいろなところで参照されるようになり、
ヤフーのような大きなページからもリンクをもらうことができました

サイトを作り始めたころに作ったサイトということもあって
見た目はあまりいいとは言えないサイトですが、
たまたま当時の時流にあっていたのか、多くのリンクを貼ってもらえました。

2日程度で作成したサイトでその後ほとんど更新していないのですが、
月間のユニークユーザー数は10万を超えているので、
そこそこうまく行っている事例だと思います。



まとめ

3つの項目に重複している要素が多いような気がしますが、
いずれも訪問者の感情に訴えかけるような文章を書くのが
苦手という人に向いている手法なのではないかと思います。


まとめてみると

見る人の役に立って、しかもまだ他のサイトにあまりないコンテンツを作る

というすごく当たり前な話なんですが、このポイントを意識して
コンテンツを作るといいのではないでしょうか。



なお、リンクベイトに関しては既にいろいろと研究されていて、
たくさんの参考になるエントリがありますので、興味がある方は
そちらもあわせてご覧ください。

大量のリンクを集めるリンクベイトを量産する 3 つのステップ | 住 太陽のブログ

驚くほどリンクが集まる「リンクベイティング」に世界中が釣られている | 住 太陽のブログ

リンクベイトは注目されてもリンクを獲得しなきゃ意味がない! リンクベイトの価値を測る方法 | Web担当者Forum

リンクを継続して集めるためのコンテンツ制作「9つの法則」|Sphinn Japan Blog

関連したエントリー

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.socialmediamarketing.jp/mt-tb.cgi/49

このブログ記事について

このページは、ソーシャルメディアマーケティング.jpが2008年11月15日 11:29に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「GoogleのSEOスターターガイドの翻訳」です。

次のブログ記事は「twitterでクチコミを起こすための11の方法」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.23-ja

連絡先

info あっとまーく socialmediamarketing.jp


track feed SMM.jp