元記事:SEO対策は騙す事ではない:WEB製作者の為のSEO対策 - CNET Japanより

サイトは、誰のためにあるのか。 これは自分の為と思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが。 でしたら、noindexで作ってください。indexさせたいのであれば、サイトは個人の物だけでは無いはずです。

  • 訪問者に良い情報があるように記事を書く事。
  • もしくは検索エンジンが良い評価をするであろう事を書く事。

騙すのではなく、共存するSEO対策が生き残ると思っています。

少し考え方が違うのですが、大まかな考え方としては同じです。

まず公開しているサイトのターゲットユーザーが誰なのかを考える必要があります。それが自分自身だけであれば、どんなHTMLの書き方でも、どんな見栄えでも、自分が一番読みやすい形にすれば問題ないです。クロス・ブラウザなんて考える必要もありません。自分の環境で見えれば全く問題ないのです。

しかし、これが例えば友人も見るとなると少し変わります。なにより友人に正しく情報が伝われないといけません。そのためにはブラウザ依存するような形は避ける必要があります。また、HTMLの書き方も友人も含め見やすい見え方にする必要があります。しかし、友人であれば少し分かりにくい箇所があっても直接聞けば済むかもしれません。そこまでセンシティブに考える必要はないのかもしれません。

これが更に不特定多数の人に情報を発信するとなると、もっと話が変わります。直接コンタクトを取る事が出来ない人に情報を伝えることになります。つまりWebページだけで正しく情報を伝えるしかありません。そのために共通のフォーマットで共通のルールに基づいて情報を記述する必要があります。それがHTMLでありCSSだと言えます。見出しはhタグを使う。段落単位はpタグを使う。引用部分はblockquoteタグを使う。基本的なことですが、基本をしっかり守ることで不特定多数にも正しく情報を伝えることが出来ます。

検索エンジンはWebページの内容を正しく理解し評価した上で、その評価に基づいて情報を探しているユーザーにページを提示します。ユーザーに対して正しく情報を伝えるための正しいHTMLの使い方をした、有益なページであれば、検索エンジンはそのページの内容を正しく理解し評価するはずですし、更に正しく理解し評価できるようにアルゴリズムを更新していくはずです。したがって正しく情報を伝えるサイトを構築すれば、あとは自然と正しく評価されるべきですし、今は評価されていなくても検索エンジンが改善され評価されるはずです。それを現在の検索エンジンのアルゴリズムに対して評価されるようにページを改良しても、それは意味がありません。つまり目先の評価を気にしても仕方がないということです。

目先の評価を気にして検索アルゴリズムが改善されるたびに検索ランキングの変動に一喜一憂するのは、サイトの内容が無いのにユーザーを集めて広告費やアフィリエイトで稼ぎたいウェブマスターが頑張ればいいのです。それ以外のウェブマスターはユーザーにとって有益な情報を多く発信することに注力すべきです。