究極テクニックを公開した「SEO対策 検索上位サイトの法則52」を読んだ感想

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今回は「SEO対策 検索上位サイトの法則52」(著者:河井 大志)を読んだ感想を公開します。

 

SEO対策 検索上位サイトの法則52本体

 

最初にことわっておきますが、私は「ホワイトが正義、万歳」とか「ブラックが完全な悪である」というつもりはありません。

 

読んで私が気になった点

 

「中古ドメインから新規ドメインに301リダイレクト転送すれば、「ページランク転送のスパム」とはならずに通常の301リダイレクトとなるのでほぼ100%ペナルティはうけない」

 

「インデックスされているページが増えると、SEO効果が高くなる」

 

「ナチュラルリンクはお金のかからない究極のSEO対策」

 

「アフィリエイトタグはGoogleでペナルティの原因に」

 

「無料ブログでのSEO対策を行うなら、2週間に1度のペースで、開設したブログを更新する」

 

「サテライトサイトとして使える無料ブログ一覧」

 

他にもいくつかあります。

 

感想

 

中古ドメインから新規ドメインに301リダイレクト転送

中古ドメインから新規ドメインに301リダイレクト転送すれば、「ページランク転送のスパム」とはならずに通常の301リダイレクトとなり、ほぼ100%ペナルティはうけない方法が書かれています。確かに私も301リダイレクトではペナルティをほぼ引き継がないという認識です。

 

ただ、購入した中古ドメインに不自然なリンクが存在し警告が届いていた場合、新規ドメインに301リダイレクト転送を行っても、ペナルティも一緒に付いてきますので、注意が必要です。(参考:301リダイレクトは、不自然リンクのペナルティも一緒に連れて行く

 

※.htaccess等を用いたペナルティを引き継がずにリダイレクトをする方法もあります。(参考:ペンギン対応? ペナルティを引き継がずにリダイレクトする方法

 

また「ページランク転送のための301リダイレクト転送は、Googleが推奨していない」と記述があり、その後に「多くの中古ドメインを取得して、1つの新規ドメインに転送するなどの行為は必ずペナルティを受けて検索順位が圏外になってしまう」といったことが書かれていますが、これは一体どういうことなのか、疑問でした。これだと中古ドメインを取得して競合サイトに301リダイレクト転送を行えば、圏外になってしまうことも意味していると思うのですが、、、。

 

この本は最後の「あとがき」にあるように「SEO対策は本当に本当に本当にひとりでできますよ」といったことが書かれており、今回は個人向けに書かれていますが、かなりリスクが高いのではないかと思います。

 

インデックスされているページが増えると、SEO効果が高くなる

検索エンジンでインデックスされているページが増えると、SEO効果が高くなると書かれていますが、単にページ数が多いから、検索順位が有利、SEO効果が高くなるものではありません。(参考:インデックス済みページ数とGoogle検索順位の関係

 

書くのであれば、「有益なコンテンツを作っていきましょうよ」といったことも書いておくべきです。

 

ナチュラルリンクはお金のかからない究極のSEO対策

ナチュラルリンクはお金のかからない究極のSEO対策であるといったことが書かれています。

 

確かにこの本は個人向けに書かれているので、個人でやっているとどうしてもお金はかからない、無料でできると錯覚してしまいますが、ナチュラルリンクを獲得していくのであれば、品質の高い記事を作っていかなければなりません。

 

品質の高い記事を作っていくのであれば、自然とお金はかかってしまうものであります。(参考URL:SEOにおいて品質の高い記事を作ることとコスト | SEOとその周辺

 

アフィリエイトタグはGoogleでペナルティの原因に

アフィリエイトタグはGoogleでペナルティの原因になるといったことが書かれています。アフィリエイトサイトは上位表示されにくく、最悪の場合はペナルティをうけてしまうことも書かれています。

 

アフィリエイトタグをはっているからGoogleからペナルティといったものをうけるわけではなく、まったく中身がないサイトにアフィリエイトタグをはっていることが問題ではないかと私は認識しています。

 

アフィリエイトサイトにも様々なサイトがあるので、この本がさしている「アフィリエイトサイト」というのは、どのようなサイトのか知りたいところではあります。

 

この本を書いた会社で同じキーワードで対策を行なったようで、アフィリエイトがはっているサイトとはっていないサイトでははっていたものに品質に関する警告がGoogle届いたと書いてありますが、これも書くのであればどういったサイトなのかをいうことを詳細に書くべきではないでしょうか。

 

検証したいのであれば、より細かくデータをとって検証した方が信頼性はあがります。

 

無料ブログでのSEO対策を行うなら、2週間に1度のペースで、開設したブログを更新する

 

無料ブログでのSEO対策を行うなら、2週間に1度のペースで、開設したブログを更新した方がいいと書かれていますが、私が成果報酬型のSEOサービスを提供する会社で数年間SEO技術者として部下に教えていた経験からいうと、単に記事更新を意識しまった場合、内容がまったくないものを書くこともあります。

 

やるのであれば、どういった記事を作らなければいけないのかをちゃんと教育、指導していくべきだと私は思っています。また記事を作ってほしいとお願いした方もきちんとチェックしなければなりません。

 

サテライトサイトとして使える無料ブログ一覧

サテライトサイトとして使える無料ブログ一覧が書かれていますが、DTIブログ(http://blog.dtiblog.com/)は2013年12月17日でサービスの方が終了しています。またヤプログ!(http://www.yaplog.jp/)は現在記事内等でnofollowが指定されており、SEO効果が見込めるものではありません。

 

次に本の内容を書き直す際に修正されるとよろしいでしょう。

 

有料ディレクトリ登録サービスに既に申し込んでいたサイトはペナルティをうける心配はないとも書かれていますが、有料ディレクトリ登録というのはいろんな会社がサービスを出しており、もっと詳細にかいた方がよろしいです。

 

まだ他にも、「これってどうなの?」っていう内容が書かれています。

 

サイバーエージェントSEO情報ブログ(http://ameblo.jp/ca-seo/)の最近の記事では、ソーシャル上で「刺される覚悟で記事を公開しました」といったような投稿があり、私も刺されるのを覚悟してこの記事を公開したいと思います。公開した責任もありますので。

 

ま、刺されてしまったら「私の人生なんて所詮そこまで」だったということです。

 

ちなみにいうとこの筆者の方は数年前にSEO業者だったときに1度お会いしてますが、この本を絶賛するとかそういうつもりはまったくありません。

 

最後に

 

本書の内容によって生じた損害(運用の結果も含む)については、筆者及び株式会社ソーテック社は一切の責任を負いません」とのことです。

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