リンク否認ツールによるペナルティリカバリー例 | CyberAgent SEO Information  (サイバーエージェントSEO情報ブログ)

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すでにいろいろなところで語られていますが、リンク否認ツールを使って
ペナルティ状態から回復する例が増えています。
そこで現在確認できているリカバリ例を挙げて簡単な考察をしたいと思います。

なお、まだまだサンプル数が少ないのでこちらの内容は「考察」レベルにとどまります。
まだ「正解」と言えるほどの状態ではないことをご理解頂ければと思います。

こちらは実際にリンク否認ツールを使ってリカバリした例です。
CyberAgent SEO Information(サイバーエージェントSEO情報ブログ)-リカバリー例

X軸は週、Y軸はランクになります。
3週の部分あたりで警告が来て、その後ランクが下がりました。
リンクを外せるものを外しながら再審査リクエストをかけたとのことですが、
その後回復せずに、11週目くらいで否認ツールを使用しています。
その後約1週間が経過して200位圏外から10位台後半にまでランクが回復してきています。

リンク否認ツールを使用した際には、
CyberAgent SEO Information(サイバーエージェントSEO情報ブログ)-否認ツールメッセージ
このようなメッセージが届きます。
否認ツールを使用したことの確認メッセージですが、数件こちらが届かない例もありました。
また、その場合はすべて再審査によって不合格になっています。
否認ツールが正常に稼働しなかった恐れがありますので、このメッセージが来ていない場合は再度否認ツールを使ったほうが良さそうです。

さて、否認ツールを使用してリカバリした例としなかった例が出て来ているのですが、
その例をいくつか示します。

<否認ツールを使ってペナルティから回復した例1>
元々あったリンクはSEO会社保有サイトの人工リンク、グループ間リンク(アンカーはキーワード)、様々な有料ディレクトリ登録。
否認ツール使用前に、SEO会社保有サイトの人工リンクはすべて削除。
グループ間の調整がつかず、グループ間リンクと有料ディレクトリを否認ツールで申請した結果、再審査に合格してペナルティ状態から回復。

<<否認ツールを使ってペナルティから回復した例2>
元々あったリンクはSEO会社保有サイトの人工リンク、グループ間リンク(アンカーはキーワード)、様々な有料ディレクトリ登録、ブログリンク(Pay Per Post)。
否認ツール使用前に、SEO会社保有サイトの人工リンク、グループ間リンクは削除。
ブログリンクは削除できなかったため、ディレクトリとともに否認ツールで送信。
再審査の結果合格してペナルティ状態から回復。

<否認ツールを使ってペナルティから回復しなかった例1>
元々あったリンクはSEO会社保有サイトの人工リンク、様々な有料ディレクトリ登録、ブログリンク(Pay Per Post)。
過去のSEO会社が連絡がつかず、人工リンクはすべて外せないまま、否認ツールを使用して再審査。
外せない状態の旨連絡するも不合格。

<否認ツールを使ってペナルティから回復しなかった例2>
元々あったリンクはSEO会社保有サイトの人工リンク、様々な有料ディレクトリ登録、ブログリンク(Pay Per Post)。
否認ツール使用前に、SEO会社保有サイトの人工リンク、一部のディレクトリを削除。
外せないリンクだけを否認ツールで送信して再審査するも不合格。

さて、似たような状況でも合格する場合と不合格の場合があるので、
これまでの例から見ると
「自力で削除できたリンクの量、もしくは割合」
がある程度影響している気がします。
回復例1では、そもそも自力で外せることが多いであろうグループ間リンクが残っていたにもかかわらず否認ツールを使用して合格しています。
一方で回復不可例2では、完全に外せないPay Per Postのみしかリンクが残っていなかったにも関わらず回復しませんでした。ちなみに、この例ではリンクのうちの大半がブログリンクになっており、自力で削除できたものは10~20%と低い割合になっていました。
その他の例を見ても、
「必ずしも外せるリンクが残っているからと言って不合格になるわけではない」
ということと、
「外せないリンクだけにして否認ツールを使用しても合格するとは限らない」
ということが言えると思います。

とは言ってもこれは弊社でリカバリーのお手伝いをさせて頂いた例であり、はじめに記載した通り、まだまだサンプル数としては足りないと思っております。
今後も各所からサンプルを集めて検証していきたいと思います。

ひとつ言えるのは、「なるべく多く自力でリンクを外す」ということがペナルティリカバリの近道だと思われますので、これだけはしっかりと行っていくべきだと思います。

なお、弊社ではこのようなリカバリのお手伝いも引き続き行わせて頂いておりますので、ご興味ある方は当ブログのメッセージやTwitterのメッセージ等でご連絡頂ければと思います。
(状況によってお手伝いできない場合もございますのでご了承ください)